「粗い脚本、演出、キャスティング…」燃えよ剣 死亡遊戯さんの映画レビュー(感想・評価)
粗い脚本、演出、キャスティング…
長編小説を2時間半にまとめるにしてもダイジェストにすらなってない脚本の粗さだけならともかく、
演出、キャスティングもかなり酷い…
岡田や鈴木は勿論はんにゃ金田も全然ありだけど、クライマックスに向かう大事な後半に基礎的発声すら出来てない早口まくしたて芸人の起用は有り得ないでしょ…
討ち入り直前の路上シーンでも芸人のセリフだけ変で入って来ないし、動きも明らかに演技ではなく普通に挙動不審だし、本人どうしたら良いのか分からぬままああなってしまった様子。
鮮血飛び交う討ち入りシーンでは何故か手ぶら(刀持ってたのかもしれんが緊張感ゼロ!)な上、真顔で立ち回りの間をスリぬけるように移動とかヒド過ぎて啞然…
原田眞人は「関ヶ原」も酷かったが、本作も司馬遼太郎のタイトルだけ利用した、他人の金で好き勝手に遊んでいる映画。
かつては好きな作品もあった監督だが歳とって映画の作り方を忘れてしまったようだ。
もう二度とこの監督の作品に金払うことはないだろう。
コメントする