「全く長さを感じなかった」燃えよ剣 またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
全く長さを感じなかった
2時間超えの大作が続く中、パラパラと見えてしまうレビューで「小間切れ」といった文字も見え、筋にこだわる自分としては寝てしまわないか不安を感じ、事前にモンスターエナジーを注入。
ところがそんな心配は杞憂に。小間切れのストーリーも、最初から本人の函館での回顧録として認識できる作りであり、土方歳三、近藤勇、沖田総司の3人の関係を軸にわかりやすくまとめられており、お雪との恋愛話も適度に盛り込まれ、歴史に疎い自分でも眠くなったり退屈することなく最後まで見られた(関ヶ原はちょっと退屈したのだが)。
岡田准一師匠が手掛けた殺陣もるろうに剣心のようにストーリーから浮くことなく、殺し殺される痛みや苦痛が重みを持って伝わってきた。
何を見るか迷った末の消極的選択だったものの、想像以上の満足感。
コメントする