「リングとの比較はしないと誓って観たが…」貞子 まるおけさんの映画レビュー(感想・評価)
リングとの比較はしないと誓って観たが…
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リングはおろか、Jホラーの中でも最低のとんでもない駄作だった(^_^;)
本当に同じ監督?と思った程で、マイナーな劇場霊の方が全てにおいて上。スタッフの重要性を身にしみて感じた。
特に脚本、撮影、CG(呪いのビデオのクオリティと比べてみて)がひどい。
以下、ネタバレ含みますが、悪い点と良い点を箇条書きします。
悪い点
(1)初めから貞子の事を皆知り過ぎ
(2)誰でも簡単にできる&信憑性のないネットの検索で進む物語の薄っぺらさ
(3)待ってましたとばかりにキャストが登場する予定調和的な違和感
(4)YouTubeというライトなコンテンツをスクリーンいっぱいで見せる難しさ
(5)テープやフィルムへの写り込み、新聞が色あせて不気味さが出るのに対して、簡単に加工可能で色あせない投稿映像やネットのデジタル写真には何の怖さも感じない
(6)リングの映像を差し込んだ事から、映像的な統一感がなくなり、またシナリオが縛られてしまった
(7)貞子の全身がこれだけ映ったのは多分初めてだと思うが、ただの人にしか見えない上に、素速く這って来るシーンなんてモロ人間(^ ^)
(8)謎の少女が見る死者の怨念や持っていた人形は結局何だったのか?(勿論貞子と波長が合ったからなのは分かるが)
(9)貞子より水子の霊の方が怨念強そう(^_^;)
良い点
(1)オープニングの母親(ともさかりえが怪演)と少女のシーンは一番不気味に撮れていて引き込まれた
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