劇場公開日 2020年1月25日

  • 予告編を見る

「第一次世界大戦の事実を知る貴重な作品」彼らは生きていた クララさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0第一次世界大戦の事実を知る貴重な作品

2020年2月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

第1次世界大戦の記録映像を再構築して製作したドキュメンタリー映画。
100年前の映像とは思えないほど鮮明にリアルな戦場が写し出されている。
モノクロ、無音、激しい劣化の記録映像を、修復、着色し、音声や効果音を追加して、1本のドキュメンタリー映画として完成させ、
監督とスタッフの涙ぐましい努力が感じられた。
悲惨で過酷な戦場風景や、戦場の兵士たちの姿も写し出し、常に死と隣り合わせの戦場での生々しい兵士(人間)の姿を垣間見ることができる。生き字引たる元兵士達の言葉(解説)も、体験した真の言葉で心に重く突き刺さった。
ひとつ感じたこと、どこの国でも戦争は悲惨で命の無駄遣いたが、特に戦争時の日本の上官は兵士の命を大切にしていなかったな、と。
特攻のような片道切符の自爆作戦を考えた日本(日本人大将)はなんと愚かなのだろう。

We must not forget about the war.

クララ