「キャストの圧倒的な演技力」閉鎖病棟 それぞれの朝 ねむりねこさんの映画レビュー(感想・評価)
キャストの圧倒的な演技力
ストーリーの展開は余りにも重く
またキャストのパフォーマンスがとても素晴らしいので現実味も増しエンディングには
私自身が何処かに取り残されたような気分になった。
綾野剛さんの「事情を抱えていない人間はいない」と言ったようなメッセージも心に強く残った。
確かに悩み事をオープンにはしていないだけで何かと戦ってる人は多いと思います。
一方でこの物語のようにそれ程世界はドライではないと私は感じます。
作者の帚木蓬生さんは精神科でお勤めになりながらの執筆との事なのでリアルにこの物語のような事情を抱えている人も身近にいるのかもしれない…と振り返ることができたなら、どういった「人」に対しても様々な角度から理解の目を向けられるのかもしれません。
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