「うーん…惜しい。」閉鎖病棟 それぞれの朝 Film_Montageさんの映画レビュー(感想・評価)
うーん…惜しい。
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原作未読です。「愛を乞う人」の平山監督の作品という事で鑑賞。前評判では重いというものを多く見たので、どれだけ重いのかと思ったが、案外そうでも無かった。人間ドラマだけあって役者の力量が求められる内容だが、笑福亭鶴瓶さん、綾野剛さん、小松菜奈さんはじめ、脇役の方々も良かった。
事情を抱えた精神病患者たちが暮らす病院が、いつしか家のような、家族のような温かく居心地の良い場所になっていく。
しかしながら、ある事件をキッカケに…。物語にはドンデン返しもなく予想通り進行し、予想通りの結末を迎えるので物語としては特に何もない。
ただ一つ許せないのは、笑福亭鶴瓶さんの役が背骨を損傷し歩けないので何十年も、車椅子に乗っている設定なのだが、どうしても足が太く筋肉も落ちていない為、ラストのシーンで興醒めしてしまった。もちろん現実には無理なのは分かっているのでCGを使用してでも、足を細くしそれでも立ち上がろうとする姿に心が動くと思う。細かい所をあげればキリがないので、せめてそこだけは頑張って欲しかった。
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