「坂の上のコミュニティ」閉鎖病棟 それぞれの朝 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
坂の上のコミュニティ
長野県の精神科病院を舞台に、死刑が執行されるも生き残った下半身不随の男、母親に連れて来られた口をきかない18歳の少女、一見すると普通だが闇を抱えた青年を中心に巻き起こる出来事。
現代の絞首刑ではあり得ない生き残りとかご都合主義的展開は目を瞑るとして、その後の処遇とか病院の体制とか、いくらフィクションとはいえあまりにも何でも有り過ぎる設定の酷さで、物語がイマイチ受け止めきれない。
タイトルの閉鎖病棟とか、序盤看護師がしっかり鍵かけてたのは何?全員任意入院ですかね?
裁判にしても何を争点にした何の証人ですか?
主要人物3人の抱える悲しみや哀しみは悪くないし、由紀の痛みとかそれを知る梶木とか、物語そのものは面白かったし言いたいことはわかるけど、あまりにもファンタジー過ぎて浸れなかった。
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クラウドさんのコメント
2019年11月20日
映画ですが、全員任意入院ではありません。
こちらの病院では、警察や家族の依頼で入院した患者さんは第一病棟、続いて任意が第二病棟、帰る場所がなくて、中々退院できない病棟が第三病棟、認知症の患者さんは第六病棟、通院しての認知症患者さんはデイケア棟、国の指示で入院している犯罪者は第八病棟です。
もちろん、色々と脚色は有りますが。
こっとんふらわーさんのコメント
2019年11月2日
初コメント失礼します。
私が言いたかったことを、余すことなく書いていレビューに思わずいいねとコメントしてしまいました!
閉鎖病棟という設定じゃなかったら、もっと物語を受容できたのかなとか。。たらればを思わずにはいられない作品でした。
なんにせよ、俳優さんたちの演技は最高でしたね。