システム・クラッシャーのレビュー・感想・評価
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辛すぎる『大人は判ってくれない』
『WANDA/ワンダ』、『私、オルガ・ヘプナロヴァー』などなど、一筋縄ではいかない芯が通った映画を配給するクレプスキュールフィルムがまたやってくれた。
父親に虐待を受けてしまったために情緒不安定となってしまった9歳の少女ベニー。グループホームや特別支援学級など行く先々でトラブルを起こす彼女は、母親と一緒に暮らしたいと願うも、当の母親は…
全編とにかく救いがない。母親も、親子をケアしようとする者達の立場も分かるゆえに、無下に非難できない。非暴力トレーナーのミヒャとの生活により心が開きかけるも、それも持続が難しいベニー。彼女は決して優しい気持ちを持てないわけではない、だからこそ余計辛い。ラストの解釈は観る人によってまちまちだろうけど、『大人は判ってくれない』とダブったのは自分だけだろうか。チャニング・テイタム主演でハリウッドリメイクが決定しているとの事だが、はてどうなるか。
とにかくベニー役のヘレナ・ゼンゲルの演技がすさまじい。ハリウッドデビュー作『この茫漠たる荒野で』では言葉が通じないながらも、トム・ハンクス扮する主人公と次第に心を通わせていく少女を演じていたが、スタッフは間違いなく本作を観てキャスティングしたはず。末恐ろしい女優がまた登場した。
あえて、共感せし。
事実無根の完全なる作り話である。
人の不幸や社会の底辺に存在する弱者を一定の教育を受けた者が俯瞰する。そんな作り話。これでは偏見や差別が助長されるだけ。
日本の徘徊老人に手を焼く職員が最後に鉄槌を下す。それの正当化と同じ。実際は従事者はもっとまともな治療に従事している。これでは、援助(治療従事者)する側の間抜けなところだけで何一つ叡智がない。そう思われてよいのか!だから、こう言った仕事がブラックって言われる。
この娘、義務教育期間なんだからね。これからもっとひどくなるよ。こんな髭面の男と3週間も一緒に居させるなんて、どう考えてもペド⭕️⭕️⭕️⭕️だよ。
まァ、アフリカ行きを拒むって、「ティファニーで朝食を」のアンチテーゼ?
ホリー・ゴライトリーは自由を求めてアフリカに渡った。少なくとも、この演出家はそんな事も分かって無い。
寧ろ、アフリカから押し寄せる難民に対する嫌味なんだろうね。
ナチスドイツ復活まで後5年!
最後の空港はミュンヘン空港だよ。
ここの係員は物凄く厳格、こんな事出来ないよ。しかも、ドイツ人なんていない。中東系外国の人達ばかり 勿論、不法就労ではない。そうやって、ドイツ社会は回っている。この程度の少女に手を焼く様な社会じゃない。
追記
前も話したが、我が亡父は介護人の腕を噛んだ。それで、介護人が我が亡父の頭を叩いた。どの程度だからは分からない。目撃者がいたわけでもない。その介護人の方は我々家族に連絡があったあとに、我が亡父の報告のみで
懲戒解雇された。そのくらい、厳しくも大変な仕事。良いところのお嬢様監督が5年かけてもわからないと思うよ。何しろ経験が無いんだから。
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