「子供に罪はない、ないけれど…」システム・クラッシャー グリーンカレーさんの映画レビュー(感想・評価)
子供に罪はない、ないけれど…
クリックして本文を読む
療育に携わっている身として、何か仕事のヒントになればと思い鑑賞。しかし想像以上の展開、結末に「いや〜やっぱり難しいよね」という再確認をして終わった。だが、それが良かった。
トラウマから起こる症状。
彼女に罪はない。悪いのは全部大人。
わかってはいるけれど、終盤彼女は死んだのか?と思わせる描写に少しホッとしてしまった。
そして「まだ、生きてたか…」とも思った。
他のレビューを読んでいると、母を責めるものが多かった。
しかし恐らくだが、彼女も障害を持っていると感じた。
彼女自身が不安定で、本来周りの助けが必要な人なのだろう。
それもあり、最初から母子にあまり希望が見えず、あの展開にもほとんど腹が立たなかった。
何というか、「ですよねー」みたいな気持ちが大きかった。
子供を育てる力を持っていないのに親になってしまった人達、実際にたくさんいる。
結局そうなると子供が可哀想なんだよね。
それでもどうにか生きていくしかないんだから、人生苦しいわ。
最後の曲にはすこし救われた。
コメントする