「癇癪持ち。」システム・クラッシャー masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
癇癪持ち。
医療関係者ではないので、はっきりはわからないけど癇癪持ち、ASD、、という事かな。
システムクラッシャーの主人公と周りで頑張るケアラー達の攻防、見ててかなり辛く抱きしめたくなる、そういう映画です。
演技という事を忘れて見入ってしまった。
担当者、施設、受け入れ家庭、ドライバー、ドイツのケアシステムがきちんと分業されていて、1人に負荷をかけない様にして継続的にケアする、手厚くて素晴らしい。(まあ、それでも持て余されてる主人公ではある)日本はどうなってるんだろう?ドライバーがアンガーコントロールしてるシーンで、彼女もいつか自分をコントロール出来る日が来るのだろうか?と思う。
バカ親の行動で無力感に苛まれるケアラー達も抱きしめたい。
主人公がまだ子供だから緩いが、大人になって行くと拘束や罰則がどんどんキツくなるというくだりが彼女の行く末を暗示していて悲しい。
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