「Once Upon a Timeが大好きな中国人」在りし日の歌 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
Once Upon a Timeが大好きな中国人
世界万国のシニア層が、大好きなヤツですね。で、私もぼちぼち対象層に仲間入りですw
しかし中国、テーマ尽きんなぁ。ネタ豊富やなぁ。さすが4000年の歴史、あれ、5000年だったっけ?いや、文革を経た国だけの事はある。と言うか、地味な政策批判は許容されている雰囲気だけはあります。文革・一人っ子政策・毛沢東、全部地味に批判してるよね。無論、て・ん・あ・ん・も・んは禁句です。
真面目に映画としてみると。その撮影技術、画の造りには、とにかく驚かされます。韓国映画と言えば「コテコテ胸アツ」、中国映画と言えば「画の美しさ」、って俺の中では定着してしまいました。
貯水場を見下ろす丘の上からの画と水辺で走り回る人々。病院の階段の奥の壁にある「静」の字から左に移動し、廊下奥の治療室の前で泣き叫ぶ人々の姿を写す。なんの宴会かは知らないけど、歌って踊る人々と宴会場の地味な暗さと派手な色使いの服装。等々、はっとさせられるし、画面を目を凝らして見てしまう「仕掛け」に黒澤魂を見る気分。
もうね、感嘆するのは夫婦二人を写すシーン。陰影だけの心象表現。どれもこれも芸術的ちゃう?工場の寮(アパート)で、ヤオジュンとリーユンは座る場所が決まっていた。二人が、もしくは、そこに一人が座っているシーンだけでも幾つあったか。定位置カメラの手法ですが、陰影を使い二人の心象を表現します。よって、20年振りに戻った夫婦が部屋に入り、陽が射し込む「その場所」を写しただけで、胸が締め付けられる気分。
ひとり息子を事故で喪った夫婦。南に移り住み、養子を迎え育てても、癒える事の無い傷。息子は家を出て行き、夫の浮気で、何もかもを失ったリーユンは自らの命を絶とうとする。命を取り留めたリーユンとヤオジュンは、故郷の旧友達と再会し、「あの部屋」に戻り、在りし日の二人に戻り、息子の死を乗り越える。すっかり開発から取り残されてしまった丘の上に残った、息子の墓の前で別れを告げる二人。それでも。息子の幼馴染のシェン・ハオは夫婦を義父・義母と呼び、海南の家から飛び出した息子は、恋人を連れて家に帰って来た。
時間が癒しになるのは、時代が変わっても、人の情が失われなかったから。
だひょん!って事で。
にしても、中国魔術です、若返りメイクです。モーリー役のチー・シーさん、1984年生まれだって?マジすか?最初の娘時代のモーリーって別人ですよね?これ芳華の時にも思ったんです。中国奥義若返りメイク、恐るべし....
bloodtrailさん、お返事ありがとうございます。半沢直樹ワールドで、直流vs交流は多分どうでもいい!わかりました。心強いお言葉ありがとうございます😊
板違いでまた質問していいですか?「エジソンゲーム」、私、見て、理解できるかなと不安です。直流と交流の戦いなんですか?って、恐ろしくアホな質問ですみません。将棋がわからないと、何でしたっけ、あの映画(聖の青春でしたっけ。質問しながら曖昧でごめんなさい)もよくわからない、といった文章読んだので。
bloodtrailさん、コメントのお返事ありがとうございます。そうなんですか。全く知らなかったです。死刑廃止論と同時か、別にか、難しいですが、残酷でなくて苦しみが少ないのだろ方がいいですよね。ありがとうございます!勉強になります