「ムナクソわるー」赤い闇 スターリンの冷たい大地で 三毛猫泣太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ムナクソわるー
史実をまったく知らずに見まして、ピーター・サースガードって情けないけどいい人役のイメージあったから最後は誠意を見せるんでしょうと思ったら何とも救いのない結末。中学生の頃ソ連崩壊の報道で、商品の置いてない商店や日常品を買うだけでも行列に並ぶソ連民、え!ソ連てアメリカと張る大国だったんじゃないの!終戦直後の日本みたいじゃん!とたまげたことを思うと、ガレスがウクライナで見たものに驚愕するのは、ほんのひとかけらでも分かる気がする。知らなかったことを知らせてくれたことは感謝します、が、映画としては面白いとは言い難いなー。エイダとの微妙な恋愛感情いらないよね、描きたいならもっと描かないと、中途半端。あとガレス、若者扱いされてるけどアップになるとシワシワで4〜50代の中堅記者に見えるんだよ、そうなるとストーリーに雑音が混じる。こういうの、うまい映画ならやらない、もしくはそんなの気にならないほど話に引き込むのかな。ジョージ・オーウェルとの接触は実話?じゃないよねきっと、だとしたらこれくらい他の部分も作り込めばもうちょっと見やすい映画になったのでは?
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