「こじらせ親子の子守唄 ジュリアにハート💔」ベン・イズ・バック カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
こじらせ親子の子守唄 ジュリアにハート💔
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ジュリア・ロバーツの拗らせた母親ぶりがたまりませんでした。
厳格で神経質、疑い深いかと思えば、楽観的で無計画ですぐキレる。息子にはとにかくべたべた。
BENもクリスマスにホームシックになって帰って来てしまう。内省的で自分を客間視できるので、母親よりもまともに思える。最後、取り戻した愛犬を車に残して、オーバードーズしてしまうのは、とことん自分に絶望しつつも、死んで謝る的な彼なりのケジメのつけかたなんでしょうけど、未練もたっぷり感じられて、ほんとうのワルになれないナイーブなルーカス・ヘッジズにかなり同情してしまいます。ルーカス・ヘッジズは若いのに達者ですね。
妹が普通でひねくれてないことにむしろ違和感をもちました。
地元の麻薬ヤクザが空き巣に入って犬だけ奪うかね?とは思うけど、ストーリーだからしょうがない。
ドライブスルー方式の薬局はやはり、強盗対策なのでしょうね。
麻薬は同じ環境(地元)に戻ってしまうと、いろいろ誘惑が多いので更正するのキツいですね。のりぴーは復帰したみたいだけど。
悪者にされた痴呆症の医者が実に気の毒。あの短い場面で畳み掛けるように八つ当たりして死んじまえって、かなり酷い。試着室の場面も迷惑な親バカぶりが半端なかった。熱演でしたけど。
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