劇場公開日 2020年1月24日

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「ピエール瀧に手錠がかけられる2020年公開映画!」ロマンスドール わたろーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ピエール瀧に手錠がかけられる2020年公開映画!

2020年6月21日
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ラブドール?ダッチワイフ?の事情には私は疎いのですが、その製作を職としている男とよくできた妻との純愛を描いた作品。

序盤の雰囲気は凄く良くて、なんだかんだ生身の人間の温もりは人形では表現できないもどかしさを描いていくのかなと思っていた。きたろうさんのコメディーパートは本当に笑える。

ところが中盤に妻に関するある展開を迎えて以降は、そっちに転がっちゃうか…という個人的には好みでない展開へ。旦那の言葉にも共感が難しい。

ただ、洗濯機→温泉で悲しみを洗い流す演出など、唸るところもあって練り上げられているとは思う。個人的に好みでなかっただけで、高評価をつける人の気持ちは十二分にわかる。

何と言っても蒼井優。「彼女がその名を知らない鳥たち」 を思い出させるような名演でした。どこか儚げで虚ろな雰囲気を演じるのが本当に上手だと思った。

そして、ピエール瀧が手錠をかけられるシーンは諸事情でニヤニヤしてしまった。

人肌に憧れがある僕は、それやその魂が形として残り、それが広まっていくというのに残念ながらのることができなかった。

わたろー