ジョーカーのレビュー・感想・評価
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アメリカのピエロと狂気。
狂気、ヴァイオレンス系アメリカ映画を観るとよく思うのですが、映画の良さは感じれても、部分部分で日本の文化には合わないなと改めて思いました。日本人がこういうシリアスな残酷さを利用した娯楽に向き合うのは製作者の意図から何かずれてしまうというか、強い違和感を感じることがあります。もちろん、お笑い系とかでもそうですが、ネガティブな表現にはインパクトが付きやすいので。大衆映画というより一つの作品という感じがしました。もう一度鑑賞すると全く別な印象になるかもしれませんが、一度目としては衝撃度が強でした。 :)
PS : この違和感は、人種の坩堝文化が日本には無いことが大きいのではと後で思いました。
ジョーカー?
ジャック・ニコルソン
疲れました。
君にも見えるさ、幸運の星が
ファンの人からしてみたら色々意見はあると思うんですが、映画としては中々上質なものだと思うんです。
私のような、一切アメコミやら、ジョーカー知らなかった新参者が普通に楽しめて、終盤にがっつりストーリーが動く感じ。悪役の話だと思ってなかったです実は。
音楽と映像のマッチが絶妙で、「これ何のジャンルの映画なんだ?」と思うほど、いい意味で迷走してる気がする。スプラッタシーンが無ければヒューマンドラマのようにも感じる。
社会要素強めでしたが、この要素入れないと最後の演説(?)に説得力が無くなっちゃうので。でももう少し狂ってる人になってほしかった。いや、あの、悲劇の中を生きる彼は、全て嘘でジョークなのかもしれない。
一緒に観た友人が「全ての人生の要素において、ジョーカー引いちゃった人って感じだったよね」と言っていて、なるほど、言い得て妙。でも、悪役ってそれで良いんだろうか。結局、運が良ければ、幸運の星の元に生まれていればヒーローになれたかもね、みたいな感じが「悪役とは」という前提とあまり合ってないように感じました。
といっても、話も分かりやすくて、面白いアメコミ漫画1冊読み切った感じがした。
映画としては大成功なのでは?
個人的には最後に大爆笑してしまったことがあって、静まり返った映画館の中で笑いをこらえて涙を流した。
最後にジョーカーの気持ちがわかった。
自分の人生で1番サイコパスな瞬間でした。
この世の不幸大集合
バットマンのジョーカーではない
ある意味傑作。ある意味多駄作。
脚本的には完全に失敗作の部類に入る思う。これは普通の人間ドラマではなく精神疾病を患った人のドキュメンタリーのようである。主人公は最初から精神を患っており、普通のヒューマンドラマとは捉えられない。精神疾患の方がこういう目にあうと最悪であるということウォッチングしてるような映画だ。そのメインストーリーに収入格差の問題が絡められているわけだが、ピンボケになってるだけである。単に描きたい主題からずれる要素であり、省いてもっと短くまとめるべきである。それとも、社会が悪いから精神疾病の方が救われないのだ…ということが言いたいのかな?そしてなんといってもクライマックスが悪い。クライマックスで主人公が何か説明してしまっている。言葉で説明できないことを表現するのが映画であり、クライマックス主人公が言葉でテーマを説明してまってはいけない。このような最悪のクライマックスは最近、見たことも無い。だから私はそこで爆笑してしまった。
しかしこのクライマックスは、ある意味、成功もしている。これから何をやらかすかわからないという盛り上がり感は十分にあった。映画というものはクライマックスが大事なのであり、理屈抜きにクライマックスが面白ければ、良い映画という印象が残るのである。この作品に多くの人が高い評価を下しているのはクライマックスの影響が大きいのではないかと思う。主人公がテーマのようなものを叫んでしまっているのだが演出力でカバーされてそれなりに迫力が出ていた。ストーリーの悪さを美しい撮影、カメラワーク、音楽でカバーしている。そういう意味で映画と言うメディアの凄さを伝えられている作品だと言える。特にカメラマンの才能が高いのか写真が非常に美しい。だから、この映画を観た後の感想は決して嫌なものではなかった。ストーリーがこれほど酷いにもかかわらず、大勢の人が高く評価しているのはこのあたりにあるのであろう。それが映画というものだ。したがって、このような駄作だか傑作だかわからない映画を私はとても面白い作品だと評価する。
重さを引きずらずにすむギリギリの尺
銃も怖いけどスーパーラットも怖い
社会風刺ならX、バットマンスピンオフなら○
どの様なコンセプトがこの映画にあるか図りかねますが、
見終わって、TVCMでの有名作家のコメント、「誰もがジョーカーになる可能性がある」にまず疑問を抱きました。
そうでしょうか?
物語の中の設定では精神疾患者?
そりゃ、私も一時的に鬱になる事くらいありますがね。
確かに主人公の生い立ちは同情に値するシーンも多々あります、もっと周りが思いやりを持っていればとか。ですが、では、なんで小人の方の優しさにスポットが当てられないんでしょうか?
きっと彼は純粋に心配してお酒?を持ってきたのでは?
この映画はただジョーカーの誕生秘話と言うことでしたら○でよいと思いますが、もし、格差社会やイジメなどの社会風刺の意味がこもっているなら完全にXだと私は思いました。
愛や満たされる事を求めるが上に人殺しや他人を傷つける事を肯定しているかのように感じたからです。
いかにもジョーカーがかわいそうな生い立ちでであるかを大義名分にして 、
どこかの国の人々の様に自分の権利だけを振りかざす人に有りがちな理屈ですね、
確かに悪意を持って接してくる人間もいるでしょう、だからと言って他人に悪意を実行する事を肯定する理由にはなりません、所詮は悪?ではなくて弱いんでしょうね、心が。
人は誰しもスポットを当てるところにより見方が大きく異なると思っています、このように闇の部分へスポットを当て続けると、こういう話になるのでしょう。悪がこの様に誕生したと言うなら映画としてなるほどですが、ジョーカーに肩入れする気には全くなれませんし、それは危険だと思います。
社会なんて平等でないのが当たり前で、その中からどれだけの光を見いだせるかがその人の幸せ度だと私は思ってます。
ただ、この役柄を演じた役者さん達の演技力は凄いと思います、きっと非常に難しかったんじゃないでしょうか。
だけど、うーん、お金払ってまであまり見なくても良い映画かな・・・なので、この星の数になりました。
アメコミ映画って感じじゃあない。
タイトルなし
舞え軽やかに
日本の三菱地所がロックフェラーセンターを買収したあの頃、NYは酷い...
ジョーカー初心者です。
「悲しくて辛くて鬱になる」
「何日も引きづるくらいやばい」
「精神的にきちゃう」
アメリカの映画館で荷物検査を実施しているのが
ニュースにもなっていました。
さらにR15指定で過激な描写もある。
気になっていたけど精神的にきついのは
やばいかな…と思っていたけど、
気になりすぎて頑張って観ようと映画館に
行きました。
かなりドキドキしながら上映開始を待っていました。
果たして自分は終わったあとに鬱にならないで
いられるかと。
122分。最初から引き込まれて買ったコーヒーを
飲むのさえ忘れていました。
最初から最後まで暗いですが
自分は「そんな鬱にならないし
R指定にするほど過激じゃない」という感じに
思いました。映画終わってもそんなに暗い気持ちに
ならなかった。
血は出るけどそんな過激描写じゃないから
グロいの苦手な人も普通に観れます!
アーサーは確かに最初からリンチにあったり
仕事仲間にはめられたり暗い毎日だったけど
「そんな些細なことでジョーカーになるのか?」
という疑問がありました。
些細なことが積み重なってアーサーは他の人とは
違うことをしてしまう。悪になっていく姿は「誰もが小さなことでジョーカーになりえるぞ」というこわいメッセージで伝わってきたのが良かった。
アーサーのような環境であの精神状態になったら
壊れてしまうのだろう。
映像がアーサーの妄想か現実かがわからない部分もあり混乱しましたが先の読めないストーリーに
引き込まれてあっという間でした。最後の言葉が
どんな意味だったのか。取り方次第で意味が変わってくると思います。
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