ジョーカーのレビュー・感想・評価
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映画としての点数は高いけれど…
映画としての点数は高い!
素晴らしい!
けど、素晴らしすぎて世の中に出してはいけないほどの映画のような気がする…
人の中の負の部分を呼び覚ます、
誰もが悪のカリスマ ジョーカーになりうる
そんな映画。
主人公がジョーカーに成り果てるまでに描かれる、この世の中上手くいっていない人の葛藤そして絶望感が表されています
見てる途中は胃が痛くなるし、見終わったら気分が暗くなります!
日本もどんどん格差社会になりつつあり、
また、今のアメリカにこんな映画を見せて良いのかどうかさえ心配になるほどの映画。
ゴッドファーザーの後味に似てる
誰にもわかってもらえない悲しみが暴力という形で溢れ出す…と言うのはありきたり。
人殺しですっきりする感じ。わずかながら理解できる自分がいる。
優しくしてくれるソフィー。
でもそれは妄想だったということが最後の方で解ったときのショック。
これはあくまでもゴッサムシティでのお話。現実とは別。…果たしてそうかな?
人を殺してヒーローになった人、今まで何人もいるよ。
時代劇の水戸黄門が好きな人にはお勧めしません。
狂気のJOKER誕生!
アーサーフレックが、狂気のJOKERになるまでを描いています。母との関係・出生の秘密・ウェイン家との関係?などを踏まえ、アホキンが狂気のアーサーフレック=JOKERの内面まで演じていて、観ていて凄く感情に訴えてきます。観ていて恐怖が!!
後に、バットマンになるブルースウェイン少年が父・母を亡くすところも描かれ、凄く鑑賞して良かったとおもいました。
DCカリスマヴィラン単独作品
元々のアメコミ上でも、さらに今までの映画作品においても、出生から狂気に至るまでが不明確だった(その不気味さが良かったが)ジョーカー故に、オリジナル解釈での今回の単独作品は凄く楽しみであった。観た結論で言うと、映画としてもDCファンとしてもほぼ納得の出来であった。
ただ、ファンタスティック映画賞ならまだしも、映画の質という点でヴェネチアの賞獲りはやり過ぎ。ましてアカデミー作品賞はあり得ない。万が一獲ったなら、昨今のマーベル作品のような盛り上がりをと、DCが裏で動いたとしか思えないw
ただ、ホアキンの主演男優賞やデニーロの助演男優賞はもしかしたら、である。それほどまでに素晴らしかった。ホアキンの絶望と狂気に満ちた凄み、あの病的な笑い声(本当に病気設定だったが)はいつまでも頭から離れない。デニーロの抑えながらも瞬時に表情を変える様は、観ていてハラハラした。
ストーリー展開は、ある程度想像してた感じを淡々と進みながらも、小出しのビックリと見慣れた程度の殺害シーンで、特に大きな波は無いが、随所に出るあの笑い声とミュージック&ダンスで、映画というよりアメコミを読んでる感じだった。悪くは無い。
宿敵バッツの父親が序盤から出てきて中盤での絡み。まさかここでジョーカーとの驚愕の間接的関わりがあったとは。しかもバッツ幼少時との運命的な出会いも。さらに、クライマックスでの超有名なバッツ家の悲劇も、ジョーカーの狂行がキッカケとは。いやはや、ここまでバッツ関係を詰め込むのかと、思わずニンマリしてしまった。
評価3.5でも良いかと思うが、老若男女問わず魅せるマーベル系とは違って、相変わらず観る者を選び(時には無知識者を置いてけぼり)少し屈折した人間像ドラマが多いDC作品を好きな私、さらに今回、バッツ絡みを入れ込んだ所に、(まあこの 直接の続編は無いだろうが)今後のバッツとの因縁争いを妄想、期待した上で、4点としときます。
ジョーカー
久々に予告を観て映画館でと思い、早速観たけど、ロバート・デ・ニーロのタクシードライバーを思い出しました。作品的には良くも悪くもない印象でしたけど、ダークナイトの方が個人的には好きです。ホアキンの演技力は凄いと思いました。アカデミー主演男優賞かな!?
よくわからなかった
・予備知識がダークナイトのみだったせいか、あまり入り込めなかった。
・アーサーの環境とコメディアンとして成功したいけど、うまくいかない感じがずっと続いて苦しかった。
・最終的にジョーカーになるっていうのを念頭に観ていたこともあってか、凄い転換点を期待したのと破滅的になると思ってたらかなり普通の人間らしい堕ちかたをしていて驚いた。
・所々、妄想と現実が入り乱れた事とアーサーが特殊な体質のためか、感情移入できずどういう意味だろう?とわからなくなるシーンが多々あった。隣人の女性との妄想はどこからで、母親は結局、精神を病んでたのかカルテは完全に偽造されたものだったのか、父親はトーマスなのか違うのか…。
・ホアキンの演技は凄く良かった。あれほど複雑なキャラクターを本当に存在してると感じさせられたから。終始、暗くてどうしたら良いのかとか、怪物ジョーカーを人間味ある存在にして。
最高の演出とオスカー受賞のキャラクター造形に圧倒される悲しくて切ない傑作ドラマ
初公開の2019年以来、久々に観ましたが、やっぱりジョーカーことアーサーを演じるホアキン・フェニックスさんのアカデミー主演男優賞をとった演技に圧倒されます
ガリッガリに痩せこけた身体や常に濡れたような清潔感のない髪の毛、ピエロのメイクの奥に潜む“笑っていない眼”の不気味さ、そして“笑ってしまう”病気、終始とてつもない緊張感と不穏な空気に包まれる素晴らしい体験でした
社会の底辺で真面目に生きてきたのに虐げられ、踏みにじられ、我慢し続けてきた結果、不満と怒りが爆発するプロセスをじっくり丁寧に、そしてジワジワと描いていくトッド・フィリップス監督の演出が見事、劇場公開当時 世界中で感化された人達が事件を起こしてしまったのも頷けるほどの没入感を味わえる傑作中の傑作です
そんな素晴らしい演出と演技を印象的な音楽とスタイリッシュで重厚な映像がさらなる高みに纏めあげていて、ものすごく完成度の高い作品に仕上がっていると思います
史上最狂の鳥肌モノ映画──
人生最大の衝撃を受けた映画です。
初めて観た日は、ホントに一睡も出来なかった程でした。
理不尽で生きづらいダークな世界観、最低な社会に狂わされていく主人公、暗く沈み込む音楽など、どこを取っても僕の好みにド直球でした。
好きなシーンはありすぎるのですが、一つ選ぶとすればクライマックスシーンです。
社会の〝悪〟になることで多くの人々と共感し合えた衝撃のシーンですが、ここで僕は涙が止まりませんでした。
直前、クリームの"White Room"が流れる中、警官に連行されるアーサーが、街を荒らされていく様子を見て笑うシーンもヤバかったです。
長年募らせてきた怒り、孤独感、憎しみなどが一気に解き放たれて社会を荒らす。
本当はそんなことしたいわけないのに、そういう風になってしまったのはマジで悲しすぎます……。
あとはラストシーンの精神病院で流れる、フランク・シナトラの"That's Life"の歌詞。
特に、
♪これが人生♪
♪ご覧通り笑えるものなのさ♪
♪他人の夢を踏みつけてくる人いるけど♪
♪僕はそんなじゃくじけない、落ち込んだりしない♪
♪なぜならこの世界は、常に回り続けるのだから♪
のところが大好きです。
他人に笑われるのを気にしない。
それは現実でやろうと思うと、僕にとってはすごく怖いことです。
いくら下から謙虚にいったって、笑ってくる人はいるものです。
でも、それを耐えることができれば、人生少しは楽になる部分があると思います。
……長文になりましたが、僕の感想は以上です。というか最後は感想というより僕の話になってしまいましたけど笑。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!
感じたこと、考えたこと感想。
アーサーの気持ちがわかるときもあったし、出てくる人たちもっと他人に優しくしてほしいとたくさん思った。
アーサーは酷い目に遭う、でも彼の行動には共感できない。映画の中では影響されてピエロのお面を被ってる人たちがたくさんいる。不満が溜まると起こり得ると思うと怖い。
現実でもあそこまで多くはないけど影響を受けて事件起こした人がいるし。
序盤で何度かボコボコにされる。自分には心無い言葉ばかり、でも殴ってきたやつは咎められないし恵まれてる、社会が許容してるような気持ちになって個人が憎かった筈が世の中が憎いになるのかもしれない。
・いくつか感想を見て
カリスマ悪役を魅力的に感じてた人は不幸なおじさんは魅力的に感じなかったようだ。
私も見る前の期待値が高かった。映像も良さげで。
自分の中でジョーカーといえばダークナイトが最新の記憶で、テレビでも名シーンとかで見るし、カリスマ悪役で人気だからそのイメージが強かった。
ファンではないし思い入れはないけど、知ってる人の感覚で見てた。
この映画を私はもっと感動か怖い系と思ってた。
・アーサーをみて
こういう人はたくさんいると思った。不満を持ってる。うまくいってない。酷い扱いをされる。
どこにでもいる人が誰でもアーサーになるかも知れないという怖さはあるかもと思った。
タイトルを見てキャラものと思っちゃうけど、負の感情が犯罪になるその象徴の名前みたい。
彼の演技はすばらしかった。
悲壮感を堪能できる
劇場公開当時、映画館にて鑑賞しました。久しぶりに動画配信サービスを利用して視聴しました。
最初に見たときはアーサーの置かれている状況にかなり同情しながら見ました。今回は映像やカメラワークが好きだな、とても丁寧だなと思いながら見ました。
バットマンシリーズは「ダークナイト」と「ダークナイト ライジング」しか見たことがありません。しかも見たのも数年前なので、ジョーカーについては「バットマンの悪役だよな」程度しか覚えていません。
アーサーの置かれている状況がとても丁寧に描かれており、アーサーには同情してしまいます。なんといえばいいか分からないのですが、アーサーの悲壮感を、カメラワーク、演出、ホアキンさんの演技がとても説得力を持たせているなぁ、と感じます。
この映画のズルいなと思うところが、アーサーの妄想なのか実際に起こったことなのか分からないところです。基本的にアーサー(社会的弱者側)と社会的強者側(ウェインやマレー)という軸が存在します。妄想、現実に関係なく、アーサーとしては、社会的強者側は弱者のことを気にもしないと感じている作り方をしているのは、面白いなと思いました。
凄い面白かった!とはちょっと違いますが、1本の映画を堪能できた、という意味でとても良い映画だと思いました。
最後にちょっとした疑問なのですが、ストーリーとしてはアーサーにとって辛いことが連続的に起こっていく悲劇であり同情はします。こうやって、バットマンの悪役が出来上がったんだなと思うわけですが、この映画がジョーカーの映画ではなく、無名のキャラクターの映画だったら、ここまで面白く見れたのでしょうか。悲劇を受け入れることができたのでしょうか。
ジョーカーの行動に対して不満が高まっている市民が呼応する行動に対しても、見ている側にゴッサムシティの出来事だから、という前提があるからなのかな、とも思いました。
捜査が遅すぎたのはネズミのせい?
ほぼ予備知識0で鑑賞。貧困のわりに家は広いし冷蔵庫はデカく、食事やタバコ代に困ってないとか、地下鉄内での銃撃はいつ弾込めたんだとか、いろいろ捜査が遅すぎるとか、思うところはありました。貧困による被害者意識と自己憐憫、ニコチンやアルコールによる幻覚症状のミックスは、まさにひろゆきが言う「無敵の人」=ジョーカーを生み出す要因ですが、一見、富者がやられたように見せて、実は富者がさらなる武力の所持と権利を認可させるために、わざと世界にジョーカーを作り出したんじゃないかって思うのは考え過ぎですかね。それにしても、ストーリーは結局、現実と妄想、どっちだったのでしょうか? これより他の人のレビュー巡礼に参ります!
35点
映画評価:35点
原作のジョーカーを知らないので、
このジョーカーが正しいのか分かりません。
でも少なくともダークナイトに出てくる
ジョーカーとは別物でした。
ただ悲しく、ただ虚しく、辛い。
この作品を喜劇として観る事は出来ず。
彼の生きざまを格好良いとも思えなかった。
実際にこのくらいの不幸を感じている人は多くいると思う。でもそれが可哀想だから仕方ないと、
殺人を赦し、受け入れ、あげくカリスマにのしあげ、同じような環境で本気で頑張っている人をバカにしている様に感じてしまった。(あくまで主観です)
金持ちに楯突くのが偉い事?
権力者に逆らう事が凄い事?
私は全然違うと思います。
私が観たかったジョーカーは、
苦しい環境の中でも自分を見失わず、
その生き様を格好良いと思わせてくれる
あのダークナイトのジョーカーです。
哀れなオッサンが壊れた姿ではなく、
ちゃんと魅了されたかった。
札束を燃やしながら笑いとばしている
そういうカリスマを見たかった。
【2022.7.7観賞】
そろそろ日本でも暴動が起きそう
見たかった映画。重苦しい音楽が不気味で辛かった。最後写真の裏のメッセージは結局お母さんの言ってた事が正しかったのか。でももう母も殺してしまった後。畳み掛ける不幸は人間の精神を蝕む。お上ばかり良い思いをしてるこの今の日本でもピエロ暴動が起きてもおかしくない。いや、そのくらいしないと世の中は変わらないかもしれない。最後のピエロの仮装に囲まれ上手く逃げるシーンなんかワクワクした。 他の人のレビューが難しく理解できなかった。
音楽を楽しむ映画
ジョーカーの狂った感じが音楽に出てて、すごく良い。ポップさがよりやばさを増長させてる。
悲しいお話。精神病では狂っていく感じはリアルさもあって悲しい。
街ごとジョーカー祭りみたいになるのはよくわからん。
ストーリー 82点
配役 89点
音楽・映像 94点
全体 86点
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