「寂しく、悲しい、笑うことが出来ない男」ジョーカー naomiさんの映画レビュー(感想・評価)
寂しく、悲しい、笑うことが出来ない男
公開当時、映画館で鑑賞した後の記憶は、恐怖だった。
でも再度鑑賞した今回は、寂しく孤独を感じ、コメディアンを夢見ているのに、彼自身は今までに、笑顔で笑ったことがあるのだろうかと思ってしまう、苦しい。
優しい心があり、彼なりに考えてはいるが、伝わっているのかな。
本人はそんなつもりなくても、とんでもないことになってしまう、何だか悲しい。
映像と音楽が印象的、ジョーカーのメイクや衣装が目立ち別人格のように振る舞うが、隠された素顔が忘れられない、余り話さない彼の絞り出すような笑いなのか発作を我慢する声が、苦しそうで耳に残る。
ラスト、聞こえた彼の声、あれどうなっちゃうのかな、少し気になったけれども終わり。
一体どうする事が出来たのだろう、悲しく寂しい気持ちになる映画でした。
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