「日本だからこその"ハッピー"?プロパガンダ一歩手前の鋭利な作品」ジョーカー たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
日本だからこその"ハッピー"?プロパガンダ一歩手前の鋭利な作品
ジョーカーフィーバーに沸く日本。バットマンの悪役としては知っていたのだが、なぜ彼は、優しき男からジョーカーになったのか?を描いた作品。
観るものを掴んで離さない展開に、映画の真髄を見たような気分。彼の周りで起きていく不幸な出来事を、客観的に見せていたのに、いつの間にか主観的に描かれる。それが我々もジョーカーの気持ちに納得していることにふと気づく。
「格差社会」の痛みとプロパガンダに取れなくもない作風が、アメリカには特に毒なのだろう。これを気にせずに楽しめる日本人は、"ハッピー"なのかもしれない。
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