「見る人の姿勢・感性による映画」ジョーカー GODZILLERさんの映画レビュー(感想・評価)
見る人の姿勢・感性による映画
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作中の言葉にあったように
「人生はクローズアップで見れば悲劇だが
ロングショットで見れば喜劇だ」
って言葉どおりの作品だと思う。
どのシーンもつらくて暗くて笑えないし、救いなんてないんだけども
作品全体でみれば言葉悪いけど
「ぜんっぜんついてない男」を見てちょっと笑っちゃう
そんな感じ。マーレイがアーサーのネタ映像で笑とってるような感じ。
全部に最高のブラックジョークを突き通した映画だと思います。そら引いちゃう人もいると思うなー笑えねーって。
演技もカット割りも音楽もどれも絶妙でクオリティーが高い!
でもシリアスな映画にしたいんじゃなくて
限りなく現実に近い世界観でJOKERを描くためのクオリティというか
真面目にふざけてるっていうか…
あ、でも唯一といっていいくらい吹き出すシーンは
小男が逃げる際に鍵しまってるー とか
THE ENDのシーンのドタバタは新喜劇か!って突っ込みたくなる笑
アーサーからジョーカーになる瞬間っていうより
徐々に徐々に変化していく感じがぞわぞわしてイイ!
アーサーって一人の不運じゃなくて
世界中の不運を一体化したような感じ。だから誰がみても
あるある!わかる!って共感が生まれてそうだな
共感できない人はそれはそれで幸せっていうか…ホントに幸せ者だな!
見る人によってほんとに違うと思います。
正座する勢いで見る人、社会風刺・政治批判としてみる人などなど
映画って芸術であり娯楽映画なんだなって思わせてくれる映画でした!
もっかい見るぞー
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