「これはジョーカーか...?」ジョーカー Igniteさんの映画レビュー(感想・評価)
これはジョーカーか...?
月に1〜2本観る程度の普通の映画ファンです。誰が読んでるレビューでも無いと思うが何となく..。久し振りに呟きたくなったのでこちらにレビューを。
題字やフォントや色、退廃的な街並みに時代背景も絵ズラも「好み」でした。
序盤ロバートデニーロが出てきて、「なるほどこれは確信犯。タクシードライバーはベトナム戦争のPTSDで精神が病んでいったが、アーサーは...!?」
映画自体はとても良く出来ていると思います。(←一介の素人映画ファンが偉そうに..?)
ただ、いくつか疑問も...。
まず、アーサーがジョーカーだったとしたら、ブルースが大人になった頃、ジョーカーだいぶおじいちゃん?
いちジョーカーファンとしては、、、、
特にダークナイトの時の悪の定義や哲学も、狂気の向こう側の人「ジョーカー」にヤラれているので、
自己防衛とはいえ咄嗟的に電車で3人を撃ったり、うっかり小児病院慰問の時に銃落としたり、そういう事やらかさないでしょう...?
その割に一人で部屋で銃を持ちながら自己陶酔して独り言言ってる、まるでタクシードライバーのシーン、思わず撃ってしまって、すぐにTVのボリューム上げて「戦争映画観てたんだ!」ってそんな咄嗟に上手く誤魔化す言い訳考え付く!?
現実の話、ここ最近のテレビでも多くの人が辛い気持ちになる様なニュースもある。
アーサーも子供の頃の悲惨な虐待や環境が彼をジョーカーにさせていった...ってのも分かりますよ。
でもね!?あの底なしの富を使って信じられない様な武器を駆使するバットマンの、
最強最凶?の敵に、「自分がこの世に存在しない人間」なんてセリフ、
それってただの自己顕示欲?自身の存在証明?っと疑いたくなるセリフを吐くジョーカーは、自分が思ってるジョーカー像とはちょっと...。
個人的には、誰の子か(ブルースウェインと異母兄妹?)分からなくても良いんだけど、子供の頃から超頭が良過ぎて、世界がひっくり返せそうな最狂の天才が更に狂っていった...って言う様な感じで「ジョーカー」はいて欲しかった...。
まあ、コメディアン=落語家みたいに、今回の初代ジョーカーの後に、2代目、3代目と、ジョーカーを襲名していったら色々辻褄があうけど。