「鑑賞記録」ジョーカー ハッピー・ホーガンさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞記録
10月13日鑑賞。
禍々しいものに触れてしまった。いや、気づかされてしまったのか。
有名なアメコミヴィランはいかにして生まれたのか。そんな、架空の都市に生きる架空の人物の顛末を他人事と思えないのはなぜだろう。人の道を逸した凶悪な男、そんなやつに同情なんてくれてやってはならないのかもしれないが、ここまで詰んだ人生を見せられてしまっては、ジョーカーとしての開花も仕方ないかもしれないって思わされてしまう。
世の中に対する怒りや悲しみをとびきりの暴力で解決する。それが「人として誤ったやり方である」という主観を、鑑賞後も胸を張って人に説くことができるだろうか。
ジョーカーたちは怒った。さあ、我々はどうする…?
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