「とんでもないもの観せやがって!」ジョーカー クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
とんでもないもの観せやがって!
今年は今作を観るために生きてきました。
もう死んでも良いです。
・・・というか、死んでたまるか!
ここまでの凶暴性観せられて!
こんな凶悪な作品は、日本では思いつきもしないだろうし、仮に作られたとしてもスポンサーが得られず、単館映画かDVDスルーで済んでしまう。
何気に今作も、黙殺されるか強制排除されてしまうんじゃないかと心配。
これをビッグバジェットで上映し世界公開するワーナーに敬意を表したい。
そして、Cノーラン不在でここまで仕上げた製作陣にも拍手。
人生なんて主観だ。喜劇か悲劇かなんて自分で決める。だから笑うんだ。病気じゃない。
JOKER誕生の瞬間である。
警官を地下鉄で撒いて颯爽と歩くアーサーには、戦慄というか感動すら覚える。
でもJOKERの凶暴性だけにフォーカスするのではなく、その凶暴性を生みだした背景こそ社会の病巣である事を観客は気づいて欲しい。
人殺し、という事実だけではなく、何故殺さなければいけなかったのか、という深掘りが、人が人に優しくなれる真実ではないだろうか。
「優しくしてくれたのはお前だけだったよ」
このアーサーのセリフが全てであり救い。
しかし、強くなければ優しくなれない、のも事実。
また「ダークナイト」見直しだな。
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masamiさんのコメント
2019年10月8日
クリストフさん。こんばんは!
コメントありがとうございます。
一般の人をネタに使うのは少し怖いのですがかなりメディアに出ている人なので・・・改名するならクイーンらしいです。