「ジョーカーの誕生を楽しむ作品」ジョーカー Ryoshiさんの映画レビュー(感想・評価)
ジョーカーの誕生を楽しむ作品
久しぶりに予告編からワクワクする映画。自分にとっては今年1番の目玉映画でした。
ずっとアーサーの視点で話が進み、ゴッサムの荒れた社会の中に1人の男が生活している様を見せられます。いつジョーカーになるの!?とワクワクさせられます。
地下鉄の中で人を殺すシーンも「やっちゃった」って感じで自分には、まだアーサーが殺しただけのようでしたが、同僚を殺すシーンから一気にジョーカー感が出てきます。
最後のマレー・フランクリンの番組での登場時に急にドクターにキスするシーンには
「待ってました!」と飛び上がりそうになりました。またマレーを撃った直後に拳銃を机の上に投げ飛ばす身振りにはヒースレジャーを思い出すかのようなジョーカーっぷり!
最後のシーンで血が塗りつけられた靴で歩くシーンもゾクゾクしちゃいます。
またブルース・ウェインが幼少期時代にジョーカーに会ってたというシーンにも鳥肌がとまりませんでした。
誰でもジョーカーに成り得るという意見を見ますが、そりゃ仮面をつけるだけのデモ参加者にはなれるかもしれませんが、あくまでジョーカーです。
作中の細かなシーンや設定で明らかになりますが、壮絶な物語があります。でもそんな物語があるからこそジョーカーになったのではありません。
個人的には、アーサーの過去や社会よりブルース・ウェインの両親が殺されたシーンのほうが胸にきます。
なんにせよ、現時点で今年最高の映画でした!
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