「誰もがなりえるっていうオチ展開でいいの?」ジョーカー あかねんさんの映画レビュー(感想・評価)
誰もがなりえるっていうオチ展開でいいの?
今までのジョーカーになるまでっていう
大事なヒストリーがこんな形でいいの?って感じ。
そもそも今までのジョーカーの印象が
頭がいい。サイコパス。笑えないジョーク。
狂気的にみえて魅力がある。とかで
特にスーサイドスクワットのジョーカーは
色気もあってハーレーが好きになる気持ちが
ひしひしと伝わる作品だった気がする。
今回の描くジョーカーは
親からの虐待、元々の病気、精神疾患、人間不信。
どこらへんにもあるようなオチでまとめられた気がする。
まあ別に同じ病気を持っていて虐待受けたら
ジョーカーになれますか?って言ったらなれないし
そう思うと本人の本質的なところは
他人とずば抜けて違うのかなあって感じはするけど。
観客側が誰もがジョーカーになりえる
って思わせたいのはわかるけど、そんなの良くある話だし
大好きなジョーカーだからこそ
そこは身近に感じたくなかったな、個人的には。
どちらかというとアーサーの母親のほうが
サイコパス的だろうし
ストーリー展開したら面白そうだなって思った(笑)
妄想性障害って突き詰めたはおもしろそうだし、
今回のジョーカーも悲しいシーン以外は
基本的に本人の妄想で終わったしね。
最後のピエロが蔓延するくだりも妄想だったら
私はめちゃくちゃ好きだなあって感じた。
でも今までのジョーカーって頭キレてるし
妄想性障害見当たらないんだけど?
女に依存もしないしね。そこ思うと矛盾してない?
覚醒したから本人のそういった症状は
全てなくなったって考えると妥当かな?
そしたらピエロ蔓延は事実になるけど。
まあでも色々思うところはあるけど
色彩も綺麗だったし音楽も良かったし
映画館で見れてよかった!
考察も楽しかったし!