「グレン・クローズの存在感」アガサ・クリスティー ねじれた家 maruさんの映画レビュー(感想・評価)
グレン・クローズの存在感
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探偵役が霞み、ヒロイン役も薄く、グレン・クローズの独壇場。他の出演者は、その演技力や存在感に押され気味。
物語にグレン・クローズのカットが少ないにも関わらず、ラストシーンでレオニデス夫人の感情を心の揺れ動きすべてを語る演技力は、観ていて物語に品と格式を齎している感じがする。ラストシーンだけでも見どころ。賛否分かれるラストだとは思いますが、時代背景やねじれた家に住む人間の最後としては、ああなるとしか思えない。
ヒロインと探偵役がどうしてもグレン・クローズに置いてかれている感がして(個人的な感想です)、でも映画映画してて、「映画を観た」って気持ちで充実でした。
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