「なんでもない風景」おいしい家族 ハンバーグさんの映画レビュー(感想・評価)
なんでもない風景
クリックして本文を読む
主人公の女性は、結婚生活が上手くいかないで悩んでいた。
夫婦というのは、これであるという理想の中で自分が現実というものに向き合ってみるとお互いに違うという事が明確に現れるからそれに対して避けていたのかなと感じた。
そんな中、母の3回忌という事でそれまでほとんど帰る事の無かった実家に帰省する事になる。
そこでは、なぜか父親が母親の格好をしていて、しかも連れ子の男性と結婚をすると言いだす。
そんなカオス的な状況に飲み込めないでいる。
板尾創路さんが演じる母親(父親)がシュールであり、なんとも言えない温かさをかんじました。
なぜ、そんな格好をして母親になると決めたのか?
なぜ、子連れの男性と結婚する事になったのか?
物語が進むにつれてそういう事か分かってスッキリした気持ちになれました。
誰かのなりたいものに憧れを抱いて苦しんでいてもつらいとけども、
この物語の中で描かれているような人達の中でいる事が出来れば、幸せかもしれない。
現実は、そんな簡単ものでは無いけど、
どこにもない。どこかそんな家族が実際にいたら面白いなと思いました。
どの役者さんの演技もとても素晴らしく良かったです。
コメントする