「男性同士の結び付きや“男の絆”を意味する言葉」ホモソーシャルダンス いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
男性同士の結び付きや“男の絆”を意味する言葉
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イケてる男子学生6人のグループに1人の女子。このグループに入れない気弱な男子は彼女に恋をしているが、周りから笑われてばかりいる。そんな中、女子がこの男子を傷つけるような拒絶をしたことから、男子学生グループは一転して女子を敵視するようになる。しかし女子を庇うように他の男子に説得する気弱な男の熱意によりその敵意も氷解し丸く収まるという、そこまでのドラマ性など無いのだが、これをバレエ的、又はコンテンポラリーダンス的にシュールな?装いで踊るシーンを差し挟む構成である。それぞれのシーンをダンスで表現していくという実験的でシュールレアリスムに感じる構成は、面白くはあるが、こういう作りは、小さい頃、ドリフのコントとかで観たような記憶がある。多分、今の若い人は斬新かも知れないが、それこそ70年代のナンセンスギャグでは使い倒されているのではないだろうか。それにしてもあの装い、かなりリアルな衣装で頭から離れないw
かなり攻めている前衛的な監督であり、“その意気や良し”である。
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