劇場公開日 2024年10月25日

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「【”陰鬱な空の下、ハンガリーの寒村に雨は降り続く。”人を欺き、自由を求め、幻想を抱き、未来を信じ、けれど総てに幻滅し、諦観する根源的な人間の姿を描いた作品。】」サタンタンゴ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”陰鬱な空の下、ハンガリーの寒村に雨は降り続く。”人を欺き、自由を求め、幻想を抱き、未来を信じ、けれど総てに幻滅し、諦観する根源的な人間の姿を描いた作品。】

2022年1月2日
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鑑賞方法:映画館、VOD

悲しい

知的

難しい

ー 経済的に行き詰まり、終末的な様相をまとうハンガリーの村。
  降り続く雨と泥に覆われ、村人同士が疑心暗鬼になり、活気のないこの村に死んだはずの男・イリミアーシュが帰ってくる。
  彼は救世主なのか、それとも…。
  イリミアーシュの帰還に村人たちは動揺する。(フライヤーより)ー

◆感想になっていません・・。

 1.手元には2019年、4Kデジタル・レストア版で劇場公開された時のフライヤーがある。
 それに記載されている言葉

  ・映画の極北に屹立する、伝説の7時間18分

  ・雨が降り始めた。もう、春が来るまで、降りやまないー。驚異的な長回しで描かれる、美しき映像黙示録

  ・タンゴのステップ(6歩前に、6歩後へ)に呼応した12章で構成される・・。

  ・ジム・ジャームッシュのコメント:タル・ベーラの映画は、ありきたりのしきたりや形式の陰に隠れている、映画が語り得る美しく奇妙な可能性を思い出させる。
 - 良い事、言うなあ・・。-

  ・マーティン・スコセッシのコメント:タル・ベーラは、最も勇気のある映画作家の一人であり、「サタン・タンゴ」は心の中で反芻し続けることのできる、真の映画体験である。
 - 実感したなあ・・。-

 2.本作のストーリーは、いたってシンプルである。
  そのシンプルな物語をモノクロームの陰鬱な描写で、延々と見せつけられる作品。
  だが、途中で見るのを辞めよう、とは決して思わない魅力的な作品でもある。

<フライヤーには、一日一回の上映。本作は2度のインターミッションがあります・・。と書いてある。
 それは、そうだろう・・、と思いつつ、鐘の音が頭の中で鳴り響く中、漆黒のラストを見ている時分が居た・・。>

NOBU
マサシさんのコメント
2023年7月25日

ジャームッシュは歩く姿を横から捉えているのには感心しました。そういえばあの映画もハンガリー移民でしてね。共感いたします

マサシ
talismanさんのコメント
2022年4月6日

おー!NOBUさん体力あり!素晴らしい、尊敬致します。

talisman
talismanさんのコメント
2022年4月6日

NOBUさん、私は見てません。すごい!ご覧になったんですね、この長い映画。尊敬いたします。

talisman