「出演者への思いや応援したい気持ちが特別でない人にとっても十分に楽しめる」台風家族 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)
出演者への思いや応援したい気持ちが特別でない人にとっても十分に楽しめる
映画の中身は多くの方のご意見通り、監督、役者さんたちどちらも大いに頑張ってくださって、かなり楽しめると思います。
私が気になったのは、法律的な話と感情的な話。
大雑把に定義付けすると(勿論、個人的見解です)、
❶法律的な話
論点を明確にしてその妥当性や必然性、或いは論理的に導き出される将来予想などに関しての見解。
❷感情的な話
自分の主張に客観的な根拠がないことを承知の上で、何とかしてくれないか、わかってくれるよな、というほとんど相手に対する期待や希望的観測を展開すること。
私の経験上、会社の会議などでは、❶と❷が混在し、話がまとまらず結論が先送りになるようなことがよくある。その場合、当然、論点が整理されていないので、次回までに検証すべき課題も不明瞭。決まったのは、次回の会議スケジュールだけ、などということが結構ある(お恥ずかしい限りですが)。
映画の舞台は相続を巡る家族会議なので、観客側は、当然始めからグダグダするものとして見てると思いますが、実は日本の会社のあちこちで、このような状況が散見されているような気がします。
うちの会社ではそんなことないよ、ちゃんと結論を出してるよ、という場合でも、どちらかというとパワハラ系の声の大きな人や役職が上の人(みんなが忖度しちゃうようなコワモテの人)のあまり論理的とは言えない(根性論的な)結論に落ち着くケースが少なからずあるのではないでしょうか。
いや、もちろん、そんなものは平成の時代にとっくに消滅してる、ということなら万々歳で、言うことはありません。
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