ルパン三世 THE FIRSTのレビュー・感想・評価
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新しいルパンが観たかった
採点2.7
CGによるルパンの新作劇場版作品。
初期のピクサーの様な動きでとてもコミカル。
特に背景の作り込みが丁寧で良かったです。
キャラクターもルパンの髪型が違ったり、次元に無精髭があったりと、新しい部分を取り入れているのも良かったです。
次元の声が小林清志なのも実に嬉しい。
それと大野雄二サウンドが厚みがあり素晴らしかった。
ただ、その他が辛い。
余りにも何度も見た往年のシーンやセリフにベタな演出。
物語も流石にナチス物はもうやらなくて良いでしょう。
中でも「カリ城」ネタが多く、何度もそれを見せられるのが気になりましたね。
しかもそれを物語の結びにまで持ってきたのは、流石にうんざりでした。
「いいとこ取りをCGに落とし込みました」ではなく、新しいルパンが観たかったのですね。単純に山崎貴作品が合わないだけかも知れません。1
と、厳しい言葉を並べながらも、ルパンの新作が出るのはそれだけで嬉しいんです。
たまにある「なんだこれ?」っていうのはTVSPの時からありますし、逆に新しいTVシリーズなんて新しくてとても面白かった。
小池版のシリーズも不二子で止まってますし、これからもどんなルパンが現れるか楽しみにしています。
悪くはなかった。けど…
本作は面白い映画でした。
しかし、この映画の面白い部分はルパン三世という作品の過去作のツギハギに感じました。
この映画の山崎貴監督は原作があるアニメや漫画の映画化が多いのですが度々原作への扱いが気になることがあります。
特に気になった点は、
主人公がヒロインのレティシアに対して「レティシアって偽名だろ。(母親もレティシアだから)」といい彼女が家の家系は女性は代々レティシアであることを伝えると「随分と手ぇ抜いたもんだな」とルパンは呆れます。
普通に考えたら「ルパンお前もだろ」だと思うのですが…山崎貴監督は気付かなかったのでしょう…。
あと「ルパン三世 THE FIRST」という題名ですが、「世界で一番になるんだ!」という願いや「ルパン一世にまつわる物語」という意味だと監督は語られていますが、実際はルパン一世はほとんど出てきませんし、「世界で一番になるんだ!」というのもピンときません。
ピンと来るのは「自分の作ったこのルパン作品が他のルパン作品より一番になりたい」という監督の願いのようなものです。
「ルパン三世 THE FIRST」って英語圏の人からみたら「Lupin third: The First」じゃないですか。おかしいですよ。山崎貴監督はもうちょっと考えてから作品を作って下さい。
あと『ヒトラーが生きているようで実は死んでいた』というシーンで視聴者をビックリさせようとしますけど『ヒトラーがこういう理由でもしかしたら生きているかもしれない』という説明を一切しないので、視聴者から見ると普通に「ヒトラーが死んでいたけど死んでいた」という感じで「なんやねん!それ!」「そりゃ死んでいるよ!」となりました。
…とここまで言いましたが、普通に娯楽映画としては面白いので見る価値は大いにありです。何だかんだ言って娯楽部分はきっちり丁寧に作ってあります。
ちょいと前のディズニーCGみたいにキレイ
映像的には頑張っているのはわかる。
ストーリーも時代劇を見て楽しむ程度の面白味はある。
金曜日にやるルパン三世TVスペシャルよりは敵の種類のワンパターンさ、カップリングされたように、ルパン、次元、五右衛門に相対する敵が出てくる事はない。(それを楽しみにしている人には悪いけど)
観ているファンをニヤリとさせるネタもパターン化してきて、まさにTV時代劇を楽しむ感覚だ。
悪役二人は洋画の吹き替えのような雰囲気でしゃべる為、他のメンバーと違和感あるが、吉田鋼太郎も藤原竜也も演じている役よりも彼ら自身のイメージが強く出て、有名俳優を使った時の難点も少し感じた。
作品として92分程度で見易いし、印象に残るほどの作品ではないけれど、ルパン三世映画としてのクオリティはある。
しかし流れるようなストーリーに出来ておらず、唐突に場面転換したりする為、もうちょい何とかしてくれてたら…。
まぁ,悪くはない
鉄板の面白さ
ルパン3DCG
秘宝を巡る躍動感溢れる冒険活劇
文句なく面白いエンタメ作品だった。単に2Dアニメを3DCGアニメ化した作品ではなく、ルパン三世シリーズとインディジョーンズシリーズを巧みにブレンドした作品だった。流石、山崎貴監督。迫力あるアクションを縦横無尽に盛り込んで、従来シリーズとは異なる和製冒険活劇に仕上げている。
舞台は第二次世界大戦後の時代。第二次世界大戦中に考古学者ブレッソンが残したブレッソンダイアリーを開封した者には巨万の富が得られると伝えられていた。欲に駆られた多くの者達がダイアリーを狙うが、そのなかには、祖父が果たせなかったダイアリーの奪取に挑むルパン三世の姿もあった。ダイアリーを巡る争奪戦は熾烈を極め、予想外の展開が待ち受けていた・・・。
スピード感溢れるカーチェイス、空中戦、終盤の展開など、随所にクオリティの高いアクションシーンが盛り込まれていて、90分という上映時間が濃密に過ぎていく。
序盤は、ルパン、峰不二子、次元、五右衛門、銭形警部というお馴染みの面々が、らしさを発揮して、ルパン三世シリーズを観ているという安心感がある。しかし、次第に、物語は、ルパンとダイアリーを追う女性考古学者レティシアにフォーカスされていき、本作同様、第二次世界大戦、秘宝、ナチスという設定の、インディジョーンズシリーズを彷彿とさせる冒険活劇になっていく。
ルパンの活躍はお約束通りだが、峰不二子、次元、五右衛門、銭形警部という面々は少々控えめで、ルパンとレティシアにフォーカスした物語にすることで、従来とは些細か異なるルパンの一面が垣間見える。粋で、お茶目で、カッコ良い、従来のルパン三世に固執せず、新しいルパン三世を作り上げようとする山崎監督の意気込みが感じられる。従来シリーズの継承ではなく、新しいルパン三世を目指す姿勢が感じられる。
THE FIRSTとは、3DCGアニメ化の第1作目という意味だけでなく、新生ルパン三世の第1章という山崎監督の想いを感じる言葉である。
3DCGアニメ、最初は少し違和感感じましたがすぐ慣れました。どころ...
ルパンの大ファンです。面白かったが…
山崎貴監督に期待していただけに
これまでのルパンでも同様の無理くり脚本はあったけど、山崎監督でこれはちょっと・・・と残念に感じた。宮崎駿作品のオマージュか?と思わせるのは良しとしても、セリフ回しが違和感アリアリ。そもそも90分に収めるにはちょっと無理がある内容。展開が急すぎて、無理やり引っ張ってる感じ。前編・後編くらいに分けてもよかったのでは?
3DキャラについてはゲームのCGムービー感が残る。
ルパンと次元、銭形警部の描画は結構イイ。五右衛門はちょっとつるんとし過ぎているかも。ランベールやゲラルトは今ひとつ。特にランベールは表情が一本調子でガッカリ。あと、不二子は少し可愛すぎかも。
ルパン陣営の声優さんはさすが!小林清志さんはさすがに年齢を感じるけど、栗田貫一、沢城みゆき、山寺宏一とかすご過ぎる。
ただ、ゲストのキャスティングは失敗だと思う。実写だとここまで違和感なかったかもだけど、広瀬すず、吉田鋼太郎、藤原竜也の3人がアニメのアフレコに合ってないと感じた。
ルパンはやはりイイね👍
ナチス軍と絡めた大作!
大野雄二サウンド
3D映像に若干の違和感あり
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