劇場公開日 2022年2月4日

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「作品の背景を知ると号泣」ゴーストバスターズ アフターライフ 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0作品の背景を知ると号泣

2022年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

劇場で鑑賞。
1984年公開のオリジナル版の正統続編として、2作の監督を務めたアイヴァン・ライトマンの息子ジェイソン・ライトマンがメガホンを取った作品。
物語は、ゴーストバスターズの仲間たちと袂を分かち、オクラホマ州の廃坑の町、サマーヴィルで孤独死したイゴン・スペングラー博士の、寂れた家に越してきた娘家族。
科学大好きっこの孫娘フィービーは屋敷内に残された遺品から、祖父がゴーストバスターズの一員だったこと、何かの目的のため家族を捨て、この田舎町に一人で越してきたことを知って、彼の足跡を追うという物語。

・父親に促されながら断り続けていたジェイソン・ライトマンが書いた「ゴーストバスターズ」の脚本を読んだアイヴァン・ライトマンが泣いたという話。
・撮影中はずっと現場で息子と共にいたアイヴァン・ライトマンが、本作の完成後亡くなったという話。
・「恋はデジャ・ブ」以降、ケンカ別れしてしまったハロルド・レイミスとビル・マーレイだったが、ハロルド・レイミスが亡くなる前に自宅を訪れたビル・マーレイと和解していたこと。
・他のメンバーと疎遠になりながらも、ハロルド・レイミスは「ゴースト・バスターズ3」を作ろうと長年奔走していたこと。

という背景を踏まえて本作を観ると、あのラストシーンはもう、号泣必死。
もちろん知らないで観ても十分面白いし、今の「ゴースト・バスターズ」として傑作だと思うけどね。

青空ぷらす