「女性版リメイク」最高の人生の見つけ方 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
女性版リメイク
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ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの同作は昔観て感動、全く境遇の違う二人が繰り広げる人生最後の冒険というシチュエーションはそのままに日本の女性版に置き換えて作られたのが本作。ただし当人たちの「終活リスト」ではなく12歳の少女が遺したものだから内容は乙女チックに寄せられている。
そもそも重いテーマなのでムロさんを道化役にして和らげようとしたのは良かったが小百合ちゃんの家族の残念さは何だろう、後段で改心させる常套手段とはいえ酷過ぎよう。総じてヒロインを輝かせるためには脇役は凡庸な方が良いというセンスが頂けない。
小百合さんは演技が上手な役者さんではないのだが薄幸のヒロイン役は理屈抜きにやられるから不思議だ、昔の「愛と死を見つめて」を思い出す。
そもそも女性版なのでおじさん向きではありませんし、リアリティの欠如とでも言いましょうか、無理やり感動ものにしているような稚拙さを感じてしまい今一つでした。
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