「どんな人生にも生きる意味がある。それが伝わってくるハートフルなお話です。」最高の人生の見つけ方 もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
どんな人生にも生きる意味がある。それが伝わってくるハートフルなお話です。
テーマが重苦しそうな気がして、観るのを躊躇っていたのですが
何かこう、引き寄せられる感じで結局鑑賞しました。
余命わずかな二人の女性が病院で出会い、
これまた病院で出会った少女の残した「やりたいこと」を
自分たちがやってみることに。
そんな感じで話は進みます。
スカイダイビング。
本当にスタント無しでやったのかな。すごい。
ムロツヨシ。 …。 かっこわる。 けど好き☆
その後も
エジプト行ったり
京都や長崎に行ったり
ももクロのコンサートに行ったりと忙しい。
どこかに出かけるだけでなく
軋んでいる家族との関係とか
小さいころに借金作って逃げた父の話とか
浮気している若いダンナの話とか
また重苦しい作品を見てしまったかと
身構えた程にはそれほど重苦しい感じがしませんでした。
主演二人(吉永小百合さんと天海祐希さん)のキャラクターゆえでしょうか。
以下、心に残った場面です。
父に再会する天海祐希。
ムリヤリ父に会わされ、その場を掛け出す。その先に鉄棒。
昔、一度も出来なかった逆上がり。
苛められた過去が脳裏に。
怒りをぶつけるように鉄棒を握り、そして…
「あんた逆上がり出来るんか。えらいなぁ」
振り返ると父。
「あんた逆上がり出来るんか。えらいなぁ」
頭を撫でられ、何度も繰り返す父。
ひたすら憎んできたはずなのに。
認知症のため自分のことを覚えていない父なのに。
そうか。
私は父に褒めてもらいたかったのか。
☆
最後に
この作品のスパイスはやっぱりムロツヨシ。
大活躍でした。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
コメントありがとうございます。
モーガン・フリーマン、ジャック・ニコルソンが共演したオリジナル作品、
是非、ご覧になって下さい。味わい深い作品です。
では、また共感作で。
-以上-
共感ありがとうございます。
人間の命は限りがありますが、
死をあまり意識せずに生きています。
本作みたいに、死が現実味を帯びてきた時、
はじめて、毎日を密に生きようと覚醒します。
日々を、大切に楽しく悔いなく生きろ鼓舞してくれる作品でした。
では、また共感作で。
-以上-