「絵空事ではなく」最高の人生の見つけ方 ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
絵空事ではなく
スクリーンに映し出される2人の人生
まさにタイトル通りの最高の人生を地でいってるように見えました。
自分に境遇を置き換えてみれば、少なからず、そう遠くない将来、訪れるであろう災厄を鑑みると、あのような立派な終末を迎えられることはないんだろうなとも感じ入った次第です。
好きなことを沢山我慢して過ごしてきた自分が弾けられるとは到底思えないから、きっと、もっともっとみすぼらしく情けないんだろうなと考えることは想像に難くない。
ただ、人間という生き物は本能だけで動いている訳ではなく、煩悩に耐えふみとどまって存在していると思うので、あと一歩がなかなか踏み出せない。
その僅かな一歩が自分にとって最高の人生であったと最期に思い知らしめることになったなら、この映画をみた価値があったことになる。
この映画を絵空事と捉えるのではなく、自分のひとつの糧となればなと思います。
コメントする