「浅い、浅すぎる(呆)」最高の人生の見つけ方 古リラッ熊さんの映画レビュー(感想・評価)
浅い、浅すぎる(呆)
吉永さんの映画だからすごく期待して見に行ったのに、ガッカリでした。
もう全てのエピソードが浅すぎて、まるで水深20センチの所で全力でバタフライしてるような馬鹿っぷり(呆)。
だいたい設定に無理がありすぎると思いました。
天海祐希が無一文からホテル王にのし上がるって、アメリカならありそうだけど日本じゃ無理でしょ?もしあるなら、そっちのエピソードを丁寧に描いた方が、よっぽどドラマになると思いました。
吉永さんも実年齢で演じてるから色々齟齬が生じていて、親子の年齢設定がおかしかったでしょ?大学卒業してすぐ結婚したって言ってたけど、だったら満島ひかりはめちゃくちゃ遅い子供だったんだねーって思ってしまった。吉永さんの年齢設定だと孫が相当大きくても、おかしくない状況なハズだから(汗)。
引きこもってる息子を放置してるのも、「変なの~!」とずっと思ってました。自分が親なら余命僅かになったなら、まず真っ先に引きこもってる息子の将来を一番に心配するでしょと疑問だった。そんなよその子の夢叶える前に(^ω^;);););)
ももクロのシーンもあんなに長く裂く必要があったかな?何か意図的な物を感じるけど、もしどうしても必要なら、私が監督ならあそこは引きこもってる息子と見に行かせるけど。その方が数倍感動できたと思う。
画面も多分吉永さんのシワを目立たなくする為だと思うけど、思いっきり紗がかかってて、全編夢の中にいるような画面でした。もしかしてこれラストを夢オチにするのって、途中で勘ぐってしまいましたわ(爆)。
レディースデーの朝イチに行ったのでおばちゃんばっかりで、おばちゃん達は延々ひたすらすすり泣いてたけど、そこ泣ける~?ってシーンのオンパレードだった。
泣かそうとしてるのが見え見えなんだけど、全部が使い古されたネタばかりだったので、泣くより呆れてしまいました。
とりあえず最後まで見れたのはムロツヨシのおかげかな?彼が出てなければ、本当にダメ映画だったと思う。
あと満島ひかりが吉永さんと口論するシーン、あそこが一番ぐっと来たので、見る価値はあったかなと思います。