「往年の功夫映画を思わせる展開」イップ・マン外伝 マスターZ regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
往年の功夫映画を思わせる展開
分かりやすいあらすじに、分かりやすい悪人像。まさに1970年代に乱造された功夫映画を彷彿とさせる展開に、ファンなら懐かしさを感じるのでは。
本家『イップマン』シリーズが英雄譚のお話なら、外伝であるこちらはさしずめ東映任侠映画といった感じ。
仁義や義理を重んじつつ、イップ・マンと違って自身が受けた嫌がらせを倍にして返すあたり、チョン・ティンチは人間臭さあふれる。
決着をつけるためにティンチが一人敵地に赴く件なんかは、ほとんど健さん映画でちょっと笑ったが、この分かりやすさがいいんじゃない。
胡散臭さ爆発の謎の組織の存在も気になるし、こりゃ続編ありきでしょう。
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