「フランス・カナダ合作」ゴーストランドの惨劇 Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
フランス・カナダ合作
この作品を指して、スティーブン・キングのテイストがあるといっている方がいたが、それは彼が、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの愛読者の一人だからなのか?それともキングの作品「シャイニング」などが幻想的な部分があるからなのか?
それはともかくとして、シナリオとしては、前半20分位のゆっくりと母親と10代の姉妹が引越しをする緩やかなシーンから、突然起こる恐ろしい場面に急展開するところは、観ている ものを釘付けにするものとなっている。そして後半になると話自体が別物となり、その世界観が好きな方や監督のファンの方は、必見の映画と言ってもよいと個人的には思っているのだが......?
考えの狭い者にとっては、映画監督に騙された感が強く残り、またラストのシーンにおいても、まだ不安が残るようなストーリーになっているのですっきりとはしない終わり方となっている。それを代表するような映画監督でマグロや鮫のように泳いでいなければ死んでしまいそうな映画作りをし、ドンデン返しばかり作っていると批評家からや視聴者からも見放され、映画自体がa box office-bombとなり採算が取れなくなってしまっている。その人、M・ナイト・シャマランのような映画作りを今後もするのか?
Don't listen to her, Beth.
There's nothing left for you there.
ーShe is my sister, Mom.
The world is an ugly place to be, honey.
ーBut she's still my sister.
Are you sure you want to do that ?
.......Yes !
充分にゴアな表現がされているし、若干メイクアップのやりすぎ感が散見するけれども姉妹の究極的な愛やサバイバルを十二分に映像化していてサクッと観ることが出来た。それにしてもfat man役のロブ・アーチャーが、とにかくどでかい!
アメリカの週刊誌VARIETY : 創刊から110年になるアメリカの週刊誌、特にエンタメの情報を提供し、今日ではウエブサイトも加えている。
Film Review: ‘Incident in a Ghostland’ June 21, 2018 6:34PM
「監督のロジェは、基本的な物語の論理やサスペンスに関しては、比較的冷淡に扱い、サディズムには入念に表現をしている。」
なるほどね~。
映画「マローボーン家の掟」と人をくった映画作りが似ている。失礼。