「最後まで続く緊迫感」THE INFORMER 三秒間の死角 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
最後まで続く緊迫感
序盤からすでに緊迫した雰囲気が続く。ポーランド系麻薬組織でヤクの取引を行う主人公のピートは、FBIのスパイであることが露見しないように行動しなければいけないし、取引相手は、いつ裏切ってもおかしくない連中だ。
ピートが刑務所に入ってからは、敵対する派閥、汚職刑務官に狙われている上にFBIから見捨てられてしまい、まさに絶体絶命。ここからどうやって脱出するのかと思っていたら、タイトル通りに3秒間の死角をついて、ピートは一か八かの賭けに出る。ちょっと無理があるけど、映画としては面白い。
ロザムンド・パイクの能面ぶりがFBIの捜査官役にマッチしてる。感情を抑制する女性をやらせたら敵う女優がいないと思う。
アナ・デ・アルマスは、相変わらず可愛いよね。こんなキュートな奥さんがいたら命にかけても守りたくなる。
原作だと舞台がスウェーデンだけど、そのままの方がダークな北欧ミステリー感があってもっとよかったんじゃないかな。ジュエル・キナマンもスウェーデン人だから、特にそう思う。
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