「超板挟み男のど根性を見よ」THE INFORMER 三秒間の死角 Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
超板挟み男のど根性を見よ
特に先入観なく視聴
なんかタイトル的に後ろ髪束ねたおっさんが
敵がかわいそうになるくらい大暴れしそうなアクション
映画に感じますが・・
そんなことはなく
アクションは控えめながらスリリングなシーンが
たびたび入ってきてひと味違う面白さでした
ピートはFBIと裏取引して麻薬組織に潜入する
情報屋だったが組織仲間のヘマで警官殺しの現場に
関わってしまい組織・FBI・NY警察から板挟みに・・
というストーリー
ジョエル・キナマンのピートの演じ方が絶妙で
ほぼ理不尽と言える板挟みに対する困惑・絶望・ヤケクソな
感情をセリフもなく表情だけでつぶさに演じていきます
デキる嫁をブレラン2049のジョイでみんな大好き
アナ・デ・アルマスが演じますがこれまたかわいい
良くある感じのストーリーながら
主人公や各組織にハッキリ弱みがあり
おいそれと横着ができない緊張感を上手に表現して
いました
しいていえば模範囚から潜入させられたピートの
スキルが全く説明されないのでどの程度のピンチを
乗り切れるのかが予想しづらかったのが気になりました
別に要らないかもしれませんが登場する人たちは知っていて
色々頼んでいるわけですから
「客に伝えていないけど登場人物は皆知ってるインフォメーション」
は触れておいて欲しいところです
シュワちゃんやスタローン級なら必要ありませんけども
あとはまあ前述のようにアクションシーンも控えめで
爆発シーンなどもあからさまなCG処理でちょっと
バジェットの都合が見え隠れして大作感がなく
ドラマっぽい画になりがちなとこがあります
あと副題「三秒間の死角」ですが
印象に残る部分がありませんw
たぶんあそこなんでしょうけど・・
案外公開劇場が少なそうですが
機会があったらおすすめしたいです