「【オリジナル版の数々の名シーン再び。 「+α」 部分もとても良い。】」THE UPSIDE 最強のふたり NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【オリジナル版の数々の名シーン再び。 「+α」 部分もとても良い。】
オリジナル版と比較せずに、楽しもう! と思いながら劇場へ。
冒頭から、オリジナル版に忠実に物語は描かれる。
(数々の笑いの場面を含めて)印象的な場面がほぼ漏れなく描かれており嬉しい。フィリップ(ブライアン・クランストン)の髭で遊ぶデル(ケヴィン・ハート)の姿など・・。
[オリジナル版と相違を持たせ、成功していると感じた箇所]
・フィリップから介護人として何故か雇われたデルには妻と息子がおり、関係性はかなり悪く描かれている。
この設定が、後半に掛けてデルの”前向き”になっていく姿勢の理由として、そして家族の関係性が再構築していくだろう未來を匂わせていて、良い。
・ゴルシフテ・ファラハニが理学療法士として、美しすぎる顔に優しい微笑みを浮かべながら、フィリップの”先っぽ”を摘まんで医療機具を”出したり、入れたりする”場面(それを見て、青ざめるデルの表情を含めて)。かなり笑えた・・。
・オペラ「誰も寝てはならぬ」の使い方。”アレサ・フランクリン”バージョンを使用した意図。
・フィリップが文通相手と勇気を出して会う場面も、少しほろ苦いが現実的であろう。
・フィリップの秘書イヴォンヌを演じたニコール・キッドマンの存在感。生真面目な彼女が徐々にデルに影響され楽しそうにダンスする姿。そして、フィリップと語り合うあの美しいシーン・・・。
<オリジナル版に敬意を込めつつ、相違を持たせた場面及び設定が”上手いなあ”と感じた見事なリメイク作品である。>
え・・、ゴルシフテ嬢がそんな破廉恥な行為をするんですか?そんなはずはありません(愕然・滝汗)。
彼女は「チキンとプラム」以来僕の永遠の女神なのです。この映画は絶対に見ないことにします。何か彼女は騙されて出演させられたに相違ありません。
NOBU さんにはデスクの上に素朴な一輪挿しの花瓶を。そこに清らかな水仙など一、二輪生けて、ゴルシフテ嬢のあり得ない姿は一刻も早く忘れて頂きたいと願います(笑)