「この手の映画にそもそも辻褄なんて期待しない!」エスケープ・ルーム kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
この手の映画にそもそも辻褄なんて期待しない!
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正体不明の謎解き部屋から脱出する。もはや定番になりつつある脱出ゲーム系映画。
本作は結構シンプル。部屋の中に掲示されているヒントをもとに次の部屋への扉を開いていくというもの。まさに脱出ゲームのリアル版。
脱出ゲームに慣れてるキャラがいて、天才っぽい女子やリーダー然としたやつ、フィジカル強い系、文句言うときだけ強いやつ、そしておじさん。まー、この手の映画に登場するキャラとしては定番かもしれない。
なんて斜に構えてたんだけど、意外とテンポよくて気づいたらガッチリ引き込まれていた。いや、誰が?何のために?なんてことはあまり関係ない。どうやって脱出するの?ってハラハラを楽しんでしまった。
正直なところ、細かく言えば突っ込むところはある。すべての部屋の仕掛けを、全く証拠を残さずに片付けることって可能だろうか。極寒部屋の水とか、逆さになってる部屋の落下する空洞とか、ラストの徐々に狭くなる部屋の仕掛けとか。そしてラストの仕掛け(飛行機の生き残りゲーム)も実現可能?と疑問に思わなくもない。でもそんなことはあまり気にしない人がこういう映画を観にくるんだと思う。
そういう意味では大成功だ。なんなら続編を期待してる自分もいるもの。ただ、続編はかなりつまらなくなることは確実なんだけどね。
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