「結局は何だった?」プライベート・ウォー novさんの映画レビュー(感想・評価)
結局は何だった?
戦争を間近に取材し、真実を伝える。
その仕事ぶりを映画で知ることができるのは
素晴らしいことだとは思いますが
この映画を見て、何かに気づけたり
学べたりという事は一切ない。
ただただスゴイ女性記者が活躍している映像であり
そこにカタルシスや物語性はない。
あえて、学びを持ち込むとすると
日本の報道がいかに疎かを知ることができる。
いま、日本が戦争に巻き込まれた場合の報道を想像するに
記者クラブが、政府・自衛隊から下りてきた情報を平坦に報道するだけの
第二次世界大戦中と変わりない報道性になってしまうのだろうと感じる。
かといって、いまマスコミはこれ以上は成長しない。
もちろんマスコミの責任だけの問題ではない。
ネットはリテラシーが非常に低い。
テレビに思想はない、新聞は現代的ではない。
もう、終わっていくだけ。 なので、この映画からは学ばない。
コメントする