「うーん」ある少年の告白 どドンとすさんの映画レビュー(感想・評価)
うーん
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なんというか、子供の成長というより
親の成長や幼さを描いた作品だったように思う。
ある意味、主人公は父だと思った。
理解したい、いや、理解できない。
それすら、自分を正当化するような、予防線を張るようなもので、本当は理解する気がないのかもしれないなと思った
世間一般に異端とされるものを恐れるがあまり、本当に大切だったはずのものを見失ってしまう恐ろしさを感じた。
いや、あの父親は、息子そのものではなく、品性方向で正常な息子を愛し、求めていたのかもしれない。
この作品の大人たちは、誰もが責任から逃れようとしているように感じた。
母は最初から味方できなかったことを悔いているが、結局は父の決めたことだから自分は関与していないと逃れようとしている。
父も言わずもがな、少年の告白について大して聞きもせず矯正施設に送ることを決めたはずの過去を葬り、そのアドバイスをした牧師や友人に責任を擦り付けた。
これは大人の弱さを描いていると言っても過言では無い。
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