大脱出2のレビュー・感想・評価
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チャイニーズ・マネーに屈したハリウットアクション
シルベスタ・スタローンとアーノルド・シュワルツネッガーのWアクションスターの主演で話題を呼んだ、脱獄ムービー・シリーズの第2弾。今回は、シュワルツネッガーは参加していないが、その代わりに、『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』でお馴染みのディブ・バウテスタが、スタローンの相方を務めている。
但し、スタローンは主役として、老体鞭打って最後の美味しいところは持っていくが、ストーリーの大半を、中国のカンフー俳優・ホアン・シャオミンが演じ、チャイニーズ・マネーが全面に出た作品となっていた。最近は、スタローンやステイサム等のハリウッド一流俳優陣が、こうしたアクション大作出演の為にチャイニーズ・マネーに身投じているのは、残念な極みでもある。
本作は、スタローン演じるブレスリンが経営する、世界にただ一つの脱獄専門会社『ブリスリン』のスタッフが、謎の組織に囚われ、そこからの脱出を図る物語。物語の布石として、冒頭、ある脱出計画の中で、一人のスタッフの勝手に行動によって、人質を死なせてしまう事件が起きる。ブリスリンは、「仲間と協力できない人間は、この会社に必要ない」とそのスタッフを解雇する。
その後、もう一人のスタッフ・シューが、突如として消息不明となる。ブリスリン達は、シューを消息を辿る中で、厳しいコンピューター・セキュリティーによる監獄『ハデス』に囚われていることを突き止める。『ハデス』には、シューの他に、IT企業の金持ちのシューの弟や『ブリスリン』を解雇されたスタッフも収監されていた。そこでの屈辱の日々を送る中で、ブリスリンは、嘗ての仲間・デローサに救出の応援を頼み、『ハデス』に、シューの奪還をするために乗り込んでいく。しかし、その『ハデス』の黒幕には、意外な人物が影を潜めていた…。
とまぁ、こんな展開であるが、その黒幕も見え見えだし、ハリウットらしい派手なアクションというよりは、カンフー・アクションが中心で、今ひとつ迫力やヒリヒリする緊迫感は感じないまま、エンド・ロールを迎えた。やはり、アクション作品はハリウッド独自で製作する方が、面白さや痛快なアクションが増すように思えるのは自分だけだろうか…?
まずこれ、スタローンが主役じゃないじゃない。 なんか務所らしきとこ...
何を見せられているのか
我らはレギオン
前作での緻密な脱獄ゲームも今作ではただ普通のアクションものになってしまった。“ハデス”と呼ばれるこの監獄は“ZOO”という格闘場があり、勝者は一定時間保護施設送られるというハイテクの地下格闘場みたいな雰囲気。仲間のルークが送られ、ついにスタローン演ずるレイ・ブリストンまでもが・・・てか、ブリストン社のセキュリティ甘すぎ!顧客減るぞ(笑)
前作ではシュワちゃんという強力な味方ができたが、今回は仲間も次々に・・・内なる協力者となってくれたネオナチ?“レギオン”の心変わりも表情が読めないのでさっぱりわからない。そうして、頼りになるのは長年の友人デローサ(デイブ・バウティスタ)だけになった。得意技はルービック・キューブ!ハッシュも良かったけど、コンピュータの達人が何人もいたからなぁ・・・
面白い設定ではあるけど前作を超えるようなサプライズはないし、これからクライマックスだな!と思っていたのに、そこで終わってしまったことに唖然としてしまいました。
最近よく見るバウティスタ。いつかはロック様と共闘して素晴らしいB級アクションを作ってもらいたいものです。個人的にはベビー・グルートとコンビを組んでもらいたいが。
誰を中心に観ればいいの!?
スタローンあなたもか…
世の流れから仕方ないけど、完全にアジア、中国市場を意識した映画となっている。カーチェイスあり、カンフー?格闘シーンあり、銃撃シーンありですが、いまいちどれも真新しさはない。なぜが主役のアジア人に脱獄の手筈を東洋思想のような心で読め的な教えをする欧米人のスタローン。刑務所がロボット支配や、もはやSF映画かって言われる位、不思議空間で、囚人に電気?が流れるとか、互いを闘わせ、ファイトクラブ意識なのか、よくわからない世界観だけど、そこにも真新しさがない。ボスキャラも華がないから対決が盛り上がらない。続編を意識した終わり方ですが、スタローンファンとしては時代の流れを感じさせる、ちょっぴり寂しく感じる映画でした。
細かいところが気になって内容が頭に入ってこない
時間の無駄
2019 BD/DVD 34
こじんまり感が否めない。受け継がれる極意の行方とは。
【賛否両論チェック】
賛:捕らわれた部下達が、主人公の教えを駆使して脱出に挑んでいく様や、それを支えるべく奔走する主人公の姿がカッコイイ。前作の知識は最悪無くても大丈夫そう。
否:今回はどちらかというと、部下達が主体的に脱出劇を演じていくので、主人公の活躍はあまり観られない。意外性や痛快さも、前作に比べると迫力不足な感が否めない。
特段前作の知識は無くても大丈夫ですが、説明もしてくれないので、気になる方は観ておいた方がイイかも知れません。
今回は主人公の一番弟子・シューが捕らわれ、コンピューター制御された謎の刑務所「ハデス」からの脱出に挑みます。ブレスリン達はどちらかというと外からのサポートが主として描かれていくので、主人公メインの活躍を期待していた人にとっては、やや拍子抜けかも知れないですね。
脱出を試みていく過程も、コンピューター制御だと何でもありなせいか、やはり前作のような痛快さがあまりなく、こじんまりとしてしまった感が否めません。それでも、
「直感とエゴを混同するな。」
というブレスリンの言葉は印象的でした。
ちなみにこの「大脱出」。3も製作されているそうなので、そちらにも注目ですね。
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