「近未来のワクワク!玉城ティナかわいい!芦名星のインパクト!」AI崩壊 サケビオースさんの映画レビュー(感想・評価)
近未来のワクワク!玉城ティナかわいい!芦名星のインパクト!
期待以上に楽しい映画でした!
ってか、さすがは入江悠監督の作品。これだけ説明過多な作品なのに、説明は手際よく、そしてアクション多めの見せる(魅せる)映画になっている。
まず、近未来描写が素晴らしい。AIによって制御された抑制された幸せな社会というのが、とてもリアリティがある。小型ドローン『フライ』や監視カメラ、ドライブレコーダーの普及、無人走行車など、10年後にはなっていそうな社会が描かれており、設定だけでもワクワクする。
のぞみが置かれている部屋がとてもアートで素晴らしい!のぞみの曲線、白い部屋、広い空間が、天国を連想させる部屋になっており、神秘的。神の存在感を強めている。
大沢たかおは、逃げ回ったり、泳いだりとすごく大変な役をしているが、オープニングや回想シーンでジョギングやサーフィンをしているシーンを入れており、逃げ回るだけの体力がある事を暗示している。こういった抜かりなさは、入江悠監督の巧さかな。
本作、1番印象的だったのが、玉城ティナの可愛さ。大沢たかおと一緒に出てきた時にドキッとした。久しぶりにみたけど、いるだけで華がある。イイね。
三浦友和と広瀬アリスのバディも良かったなぁ〜。三浦友和のセクハラ発言が緊張感をほぐすクスリになっており、2人の距離を縮める手助けをしている。セクハラ発言も一概に悪だとは言えず、要は使いようなんだろうなぁ〜、なんて思ったり。でも、地上波テレビではこういうのはあまり受け入れられないんだろうけど。
芦名星は、本作が映画では遺作になるのかな?出番は多くないけど、要所要所で存在感をだしており、インパクトがありました。名脇役だなぁ〜、なんて思っていましたが、残念です。
最後に、とはいえ、ラストの犯人の告白の展開はお粗末な気がします。あんな場所で?こころちゃんを助けに急がなくてもいいの? と、不安な気持ちになりました。