「エンターテイメント性は充分」AI崩壊 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)
エンターテイメント性は充分
未来の話だから荒唐無稽なのは当然。
アクションやサスペンスの要素も盛り込んでなかなか楽しめる作品だった。
ただ、テレビ局制作映画の宿命か、テンポを重視するあまり
どのエピソードも同じような比重で描いていて、淡白過ぎるのも確か。
もう少し、じっくり描くべきところは時間を割いてもいいのではとも思った。
(例えば、妻の死に心を痛め、移住を決意するまでの桐生の心の変遷)
しかし、2030年かどうかはともかく、そう遠くない将来に起こってもおかしくない
出来事が多く登場し、なかなか考えさせられる作品でもあった。
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