「涙と感動を期待してたが物足りなかった。」記憶屋 あなたを忘れない チャックファスナーさんの映画レビュー(感想・評価)
涙と感動を期待してたが物足りなかった。
予告編を観て感動作かな⁈ と思い期待しながら観たが、主人公、遼一(山田涼介)の恋人杏子(蓮佛美佐子)の記憶から遼一だけが消されていたことから記憶を消す都市伝説として記憶屋について調べていたが、高原弁護士(佐々木蔵之介)に相談したことで記憶屋探しが始まる。
映画はSFロマンス的な作品だと思うが、リョウイチが高原とともにキョウコの勤める喫茶店を訪ねた時に店主(ブラザートム)が初対面の高原に対しテレビで見るよりイケメンですね。と言ったセリフも軽薄でこの作品の質が感じられた。
その後、高原と一緒に乗ってる車中で遼一が怒って発言するシーンや弁護士事務所で遼一の幼馴染みのマキや高原の部下のナナミと遼一とマキの故郷広島に行く時のそれぞれのセリフなども軽薄すぎてガッカリしてしまいました。
記憶屋探しもマキが高原の事務所を訪ねた辺りから察しはついたが、予告編で観るイメージとは程遠いストーリーと内容だった。
主人公、遼一を演じた山田涼介さんの映画は初めてでしたが、高原に対して怒って発言するシーンが3回あったが何故そこまでオーバーに怒りの感情をだすのか?と思いました。俳優によって怒りの出し方もただ大声を出すのか、大声は出さなくとも表現することもできるのではと思います。
ストーリーが嫌なことがあった人の嫌な記憶を消すという奇想天外な内容だけに軽薄なセリフや演者の稚拙な演技では作品の中に入れないと思う。
とにかく終盤の予想外の展開や記憶屋が誰か?は抜きにしてただ映画を観ただけと云う感じ。
キツいようですが、特に印象は泣けるも楽しいも幸せもありません。
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