天気の子のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
1番印象的だったのは主人公の「みんな 何も 知らないくせに」 って言葉。
物事には 表と 裏があって 事実の裏には色々な人の思いがあって·····自分の思いを叫ぶ主人公の姿に号泣した。
君の名はより 好き。 後でもう1回見たい。
君の名は。を越えていない
叩きつけられる圧倒的な青春
東京をサバイブする少年少女の物語。
主人公の背景の描写は不明な点が多い(あえて?)が、オープニングまでの間に物語の基本的な舞台を細かいところまでさらっと描き、すんなりと物語世界にはいりこめたり、少年少女の甘酸っぱいジュブナイルの描写、終盤で叩きつける強烈なテーマと、はじめから終わりまで正道の脚本が素晴らしい。
更に、雨や水、町の背景と雨上がりの日光の風景の描写、ただただ美しい。
たぶん、こういう風景と演出をアニメ映画でやってみたいのが第一だったのかな、と推測してしまうほど。(であっても、物語と映画全体に手を抜いてるところは全くない)
社会性とエゴの二律背反を描いているのもあり、そこは不快感ももたれることもあるだろうとは推測できるが、私にとっては、その突き抜けた情熱はみてて気持ちよかった。
ただ、スポンサー企業向けの描写かな?と思う点はあり、そこは少し興がそがれた点はあった。
(ただ、料理の描写にも手を抜かないので美味しそうに思えたのも事実)
原作は2000年代のアダルト系恋愛ゲームだという冗談がまことしやかに言われるが、納得。
あったらまとめ買いしたいくらい。
もし、現実界で起こるとどうなるのか
万人にも受け入れられるような男女の恋愛やファンタジーを描いておられますが、フォーカスするのはそこではなくあくまでもそれは入り口であって監督は人の意識を広げたいのではないかと思いました。
君の名はもそうでしたが観た後に衝撃を受けた方も多くいたかと思います。
もしこんな世界があるとしたら…という仮説を立てた方もいらっしゃったかもしれません。
監督やRADWIMPSさんの意識を広げるための仕掛けだったのかなと私は思いました。
鳥居、神社、祈り。
この文明が発達し新しいものばかりが溢れかえってる世の中になぜ君の名は。も、天気の子も日本の古来からあるものを描写しているのか考えた時、私たちが今するべきこと、できることが視えたような気がします。
田舎にも都会にも日本各地に神社がある意味。
私たち日本人が神社で祈ることで実は世界が救えちゃったりして?!笑
なんて思ったり思わなかったり。
そんな楽しい思考にさせてくれる映画でした!
映像美は素晴らしいですが・・・
映像美は相変わらず素晴らしいですが、設定の盛り込みがあまり内容な気がします。
君の名はでは、ヒロインを救うことで街全体の人々を救う結果になったが、今回はヒロイン救う代わりに東京水没。ヒロインを助けるためならほかはどうなってもいいっていう主人公の叫びにあんまり感情移入できませんでした。主人公の家出理由も結局よく理解できなかったので、設定がちょっと無理やり過ぎたんじゃないの?って思います。
あと、新海誠は短パン太ももが大好きなんだなって思いました。
ヒロイン達は、ガチで可愛かったのでそこは良かったですね。
とりあえず円盤買います。
惹き込まれるストーリー
賛否両論が分かれており見に行くことを躊躇っていましたが、見に行って良かった。
小説のようなテンポの良さと展開にあっという間にエンディング。また空や雨、水の描写が多く映像もとても綺麗。
賛否両論あるラストだが、陽菜と世界の両方救うご都合主義エンドや世界だけしか救えない悲劇エンドになってしまっても結局評価は分かれてしまったと思う。
それに帆高は彼女を選んだことを正しい選択だとは考えていないようにも思う。
色々な人達に世界を変えてしまったことは仕方の無いことだと自分たちのせいではないと言われても彼は世界よりも彼女を選んだのだと考えその選択に責任を持っている。正しい結末ではないことは分かっていても彼にとってはハッピーエンドなのだ。
倫理観や一般論を超えたエゴに近い愛は誰しもが持っているもので身近な題材だからこそ意見が分かれてしまうのかな。
須賀さんのように大切な人がいて、その人を失う痛みを知っているのならば帆高の愛に心を動かされてしまうのでしょうね。
感動して号泣するという作品ではありませんでしたが、心が震えて静かに涙する場面がありとても面白かったです。
平均レベルの高い良作
良かったです。
全体としては楽しめました。
良かったです。
映像では
雨の描写や、花火の場面などが素敵でした。
気になったのは、
銃、、そもそもいるのか、
てか、ゴミ持ち帰るか?など。
あと、
最後あの状態の東京の件、
雨だけでなる?
あの状態で首都は無理だよね?
他の地域もほぼほぼ埋まってるよね?など。笑
でも細かいことは置いておいて良かったです。
見るべきシーンはあるが
ボーイミーツガールと映像美と日本文化の伝承。
新海監督はこれら王道の物語に加え、東京で生きづらさを抱える少年少女たちを描きたかったんだと思う。監督はきっと優しい人なのだろう。
監督の人格を尊敬しつつ、しかしながら映画としては「君の名は」に軍配を上げざるを得ない。これは扱おうとしたテーマが余りにもリアルすぎて深刻だから、どんな答えも嘘くさくなってしまうからだろう。だからこその拳銃なのかも知れないが、そこまでの皮肉はエンタメに必要ないと思う。
劇中のスポンサー?アピールには辟易。
2時間あるかないかの物語なのに、ヤフー知恵袋を2回も見せられた。前作の登場人物やバーニラバニラも興をそぐ。
ただ一言だけ。
雨上がりの東京をヒロインに会いに、ひたすら線路を走る主人公の姿には胸を打たれました。
期待し過ぎたかな
「君の名は」と比べてしまうと期待外れに終わる。君の名はのように「あー!そういうことかー!」とストーリーの中に意外な時間のズレがあって、2回目を観ようと思わせたが、天気の子は、なんの驚きもなく分かりやすいストーリー(面白みのないストーリー)で「えっ?」という感じで終わってしまった、、、仮にそういうストーリーが組み込まれていたとしても、分かりづらくまた観ようという気にはなれない。ネットではいろいろ推測されていたが(実はケイスケの嫁も晴れ女だったなど)、この内容で「なるほどねー」という気にはなれなく、はっきり言ってつまらなかった。(子供たちは面白かったと言っていたが、、、、) 子供向けの恋愛アニメという評価で問題ないと思う。
君の名は。が苦手な人にはキツイかも
決してつまらないとは言い切れない。日本人が好きそうな色んな要素が詰め込まれてて、この映画がヒットしてることに何も不思議には思わない。ただ僕はものすごい量食べたのに空腹みたいな感覚になった。
演出面では「なるほどなぁ」ってなる所はあった。雪降る中に「つめた〜い」しかない自販機とか、「あなた、泣いてますよ」の所とかそういう演出は面白かった。
ストーリーが、「君の名は。」の枠だけもらって違う物はめ込みましたみたいで、またこのパターンかぁってなってしまった。しかも物事が起きるまでペース遅いなぁって思ってしまった。人物描写もまあよくある感じだし、何が次に起こるかも大体予想できる所謂テンプレ的な展開だからちょっと退屈だった。
田舎の男の子が上京してギャップに苦しむ、そして女の子と出会い〜…そんな筋書きは腐る程存在しているのに、そこを今更描いてしかもそのパートが意外と長い。全てが既視感で映画前半は何か付け焼き刃感。ただ後半、起承転結でいう「転」以降は割とスリリングだし、個人的に「君の名は。」よりかは楽しかったかも…
「映像は綺麗」と常套句の様に言われてるけど、普通の風景をカラフルにしただけに見えた。構図とかモチーフは普通すぎて、僕は綺麗とは思わなかった。「なんとも無い日常が良いんだ〜」みたいな歌聴く人には好きなんだと思う。けど僕は観た事ないものを観たかった。
音楽は「君の名は。」みたいな2時間のRADWIMPSのPV化は薄れてて、前回より物語に集中できたと思う。RADの歌が(僕の記憶だと)劇中でPVみたいな感じで二回入るけど二回ともテンションと始まり方の演出が一緒で笑ってしまった。しかも「君の名は。」でも同じ演出あったし、そろそろこのパターンから脱出してほしい。
猫に表情があるとか、ちょっとエロティックな演出とか、何かあったらとにかく叫ぶ登場人物とか、中学生が描く漫画みたいなベタな描写と展開多くて、こっちが恥ずかしくなって思わずスクリーンから目を逸らしてしまった。けどこういうのがウケるんだろうな…と。
週末パンケーキ食べ行って、フィルムカメラ首からぶら下げて、インスタに“花火をバックにそれを見てる友達数人の後ろ姿”みたいの載っけて、#忘れられない夏 #かけがいのない友 とかいうハッシュタグ付けてる人が多分好きな映画なんじゃないかな。
鑑賞記録
8月9日鑑賞。
◯テンポのいい話運び。2時間越えの作品とは思えないほど、体感時間としてはあっという間でした。思春期少年の大好きなほんのりエッチな描写も前作より増し増しで良かったです←
◯まさか三十路になってここまでどストレートの「セカイ系」にお目にかかるとは!『最終兵器彼女』とか好きだったなぁ。多分あの時代に本作を観てたら刺さり具合も違ったんだろうな。
ラスト、帆高くんが下す決断とその結果としての世界の描写は「おお…ここまでやってくれたか」と思わず感心。世界の秩序よりも、目の前のキミ。何億人の他者よりも、たった1人しかいない君。平成の世に芽吹いたセカイ系は令和でも無事に咲き続けております^_^
◯主人公たち「子ども」を取り巻く過酷な環境も、現実性の有無はさておき、今の世の中らしさを感じさせるものでした(日本における子どもの貧困の割合は先進国の中でも高い部類)。だからこそ、帆高と陽菜、凪たちが築く家族関係が尊く、「これ以上足したり引いたりしないでほしい」という気持ちにもさせられるんですよね。応援したくなる主人公たちでした。
国家レベルの公人が個人主義を堂々と口にし、行動に移すということで加速度的に狂っている世界情勢。帆高くんの決断に「なんて迷惑な…」と感じてしまったりもしたのですが、同時に、理不尽さに対して「僕は嫌だ!」と叫べることを羨ましくも思ったりもしました。そんな若さやアオさを失うことが大人になることなのかなとも思いました。
綺麗な物語にはない歪で純粋な美しさ
ふとレビューを見ると大人になった方々の低評価が目につき、子供の私も感じたことを書こうと思う。
帆高は殴られたら発砲するくらい向こう見ずな少年である。そんな穂高の物語なので天界の秘密や家出の理由なんてさして重要ではないのだ。(陽菜の首飾りや帆高や須賀の指輪など物語を理解するのヒントとなる描写はある程度あるが)説明されていない点は物語にスキを生み出し、そこに違和感を覚える人が多いようだと低評価レビューを見て感じた。
二回目の発砲は社会との後戻りのできない対決を表す決定的なポイントだったと感じた。対決とはいっても正義は社会(警察)にあるわけだが。
穂高の行動は陽菜を救うために様々な無茶をする。当然、穂高の行動は常識的な目線から見ると犯罪行為が多く、陽菜を救う以外の理由で彼の犯罪行為が正当化されなかったのは非常に良かった。帆高はあくまでも間違った行いをしている。
世の物語は大概、正しい行いは正しい結末に終わる。しかし世の中はそんなに甘くはなくどれだけ努力をしても報われないなんてことはざらにある。どちらかを選びどちらかを捨てなければならない時、世界を敵に回してでも守りたいものがあるのはシンプルながらも心揺さぶられるものがある。
そもそも世界はそれほど大切なものなのか。最後の須賀の発言にあるように、社会に起こる不合理はしょうがないで片づけられてしまう。無意識のうちに我々は誰かの悲劇をしょうがなかったこととしてスルーしてはいないだろうか。世のために犠牲になることは今の日本では当たり前の風潮であって現代の息苦しさに繋がってはいないか。
東京は物やサービスに溢れる現代の豊かさの象徴である。しかし帆高も陽菜も貧困を極め豊かさを甘受しているとは言えない。今の日本は努力をしても報われない社会に徐々になりつつあるが、それは帆高や陽菜のような若い世代のせいではない。それでも社会のために若者に犠牲を強いるのは当たり前で正しいことなのか。帆高の行動を理解できなかった人たちに問いたい。
最後に流れる「大丈夫」は間違った選択の先にある不安と、間違った選択をしてでも好きな女性を救った自信が共に存在するあのラストの場面に非常にマッチしていたし、不穏で不安定な未来を感ぜられて最高のラストだったと思う。
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