天気の子のレビュー・感想・評価
全1951件中、641~660件目を表示
見なくても良い映画です。
あまりにもファンタジー過ぎて酷いです。
設定的にも教育的にどうかなと思うことが多々あり、まず、これはダメだと思ってしまいます。君の名は。が良すぎたので、そう思ってしまうというのもあると思いますが、それを差し引いてもこれはないなと思います。
一回観れば十分ですし、観なくても良いとおもいます。
映画的記憶をもっと共有出来れば・・
「君の名は」に比べ賛否両論あるようだが、前作に比べて、新海監督の天才ぶりが更にハッキリとした作品に仕上がっていると感じた。それにしても、海外の親切な映画を見馴れてしまうと、本作の深淵を覗き見ることに、些かの苦労が伴う。そして、そうした観客に向き合うことを義務付けられた監督を始めとした制作陣の苦労が偲ばれる。
何故、帆高の年齢が最後に、陽菜の年齢より高いことが分かる設定になっているのか。
何故、富美のバイクは水の中で止まる設定になっているのか。
何故、線路の上を、帆高は走り続けているのか。
何故、帆高は銃を撃ってしまったのか。
何故、漫画喫茶やラブホテルが登場しなければならなかったのか。
須加が最後の最後に帆高に見せた家族の写真には、どんなメッセージがあったのか。
かつて、蓮實重彦氏が言っていたように、あらゆる映画的な記憶と、様々な純文学の記憶とを総動員することで、この映画の深淵は、もう少し分かってくるように思う。
マイナス0.5点は最後に、2人を再会させてしまったこと。
映画的記憶に忠実であるならば、違った展開を当然期待していたが、これは新海監督から我々観客に対する真夏の夜のサービスであると捉えた。
このような贅沢な映画を、ラノベの衣装を纏わせながら、少年少女を始めとしたあらゆる世代に送り届けてくれた、新海監督に乾杯!
大丈夫オチ
散りばめられた小ネタ(企業タイアップや君の名はの人物など)を探すのは楽しいし、風景も身近なもので親近感は湧く。
が、、、肝心の主ストーリー設定が浅く、リアルに描かれてる風景とのギャップが大きくてイマイチ入り込めなかった。
・花火のシーンが綺麗
・雨〜晴のシーンが綺麗
この二点が描きたかっただけなのでは?
さて本題だが、設定に無理がありすぎるんじゃないか。
拳銃は不要だったね。犯罪者にしたいわけじゃないでしょう?
年齢も16歳の主人公が中3に愛だの言われても全くもって冷める。ラブホいく必要ある? ロリコンかよ。
そして、なぜ主人公が東京でてきた?
その辺の既基本設定が良くない。
まぁ、君の名はのヒットで配給会社や代理店やらの雑音が多かったんですかね。雑音多すぎるし、本題に力入れたほうがいいのでは?
あと、ラストのセリフが「大丈夫」ってなんだよそれ。
RADWINPSもびっくりしただろうなぁ
空がキレイ。
雨や雲、陽の光…くるくると変わる空がとにかく美しくて、東京の街が実物以上にキラキラして見えたのが印象的でした。
結末は、賛否両論あるのだろうけど。。主人公のガムシャラさ、ワガママさがとても眩しかった。
自分の好みではない映画
「君の名は」が、大好きで何回か観ました。「天気の子」も宣伝をみた時、ちょっと子供向けかな?と思ったけれど、大期待して鑑賞。
「君の名は」の、続きのような?世界。そうですよね?よく理解出来ず3回目の鑑賞。きっと感性豊かな方達にはこの映画の良さがわかるのだろうという結論です。私は気楽に何も考えずに映画を観ているので、内容の理解、キャラクターに共感出来ないところが多かったです。画像が鮮明で、実際の社会のような描写なので、単純にアニメの架空の世界に入っていくことができず、気持ちが追いつかなかった。しかも3回目はIMAXでの鑑賞で、クライマックスでの音楽の音が、ただただうるさく感じた。ちょっとこの曲にも飽きてきたと感じた。
マイナスな感想ばかり書いたけれど、新海誠監督作品は、「天気の子」以外は大好きなので、次回はもう少しわかりやすく感動する作品を期待しています。
映像と音響が素晴らしい、新海監督ファンがより楽しめる作品。
新海誠監督のファンがより楽しめる映画という印象。
私は監督のことをあまり知らず観に行ったのですが、チープな言葉を使えばポエミーで、相当少年少女がお好きなんだな、思いました。
観た人が考えるというより、監督の考えや好きなものを詰め込んだ講談会に来ているようでした。
他の人も書かれていましたが、作品としてはファンタジーと現実のどちらの視点で観ていいかわからず、入り込みたい時に現実的なツッコミを入れたくなる所が多く感じ、私にはうまく入り込むことができませんでした。なので、細かな設定が気になる性格の人には向かないと思います。
あれだけ綺麗な映像と音響なのにもかかわらず、心に残ったシーンが少なく。
その他大勢より自分の意見を大切にして生きることを伝えたかったのだとしたら、私にとっては「何を当たり前のことを」という感じで自分の意見と照らし合わせて楽しむ、という事が出来ず少し薄味で味気なく感じました。
それでも少年少女の世界を美しく描き、社会よりも自分たちを選んだというラストは明確で観やすい作品であると思います。
思春期に求められる処方箋の一つ
間違いなく傑作と呼べる映画の一つ。
この作品の問いかけは単純に見えて奥深い。
つまりヒロインの天野陽菜をとるか、東京(セカイ)をとるかというという選択なのだが、この作品には但し書きとして『救済はありません』と書かれているのが特徴だ。
多くの映画、多くの作品、多くのセカイ系が、ヒロインを選んだ場合に第三の道、つまり救済ルートが用意しているのに対し、新海作品では容赦なく東京が沈んでしまう。
果たして東京を沈めてまでヒロインを救うのは正しいのか?
それを正しいとする理屈はなんだ?
主人公の帆高を取り囲む状況や大人、そして社会は、生贄を肯定し、その正しさを理屈として説得してくる。だが帆高は衝動のみで一切を駆けて行こうとする。
説得に応じず、反社会行為を繰り返す主人公はある種異常に見える。
だが普通に考えてみれば、16の少年が大人と議論として論破できる筈も無い。少年の武器は只の向こう見ずな衝動だけである。
それこそが、大人である我々が不快に思い、脅威に感じる唯一であるから、この映画は衝動だけを武器に立ち回る。この映画が賛否分かれてしまう理由は此処だろう。
止めてくれ新海!!子供たちの抱えるその衝動を肯定しないでくれ!!と叫びたくなるような内容であったが、同時に思春期の衝動を抱える若者にとってどれだけ救いになるのだろうと、考える自分もいた。
象徴的なのは帆高が線路を駆けていくシーンだろう。
整備員は注意し、高架下から帆高を指差し笑う通行人は、正しく我々大人の象徴だ。
それでも帆高は脇目も振らず、耳も貸さず駆けていく。
この作品の稀有にして素晴らしい点は、衝動のみに突き動かされた若者の末路をちゃんと描いているところである。
主人公は保護観察処分になり、あれだけ嫌がった親元に戻されている。
ヒロインもやはりあえなく保護されてしまっている。
二人は別々に別たれ、天野陽菜は経済的事情からだろう、スマホも持っていないと作中で明言され、連絡もとれない二人は、ニュースから流れる東京沈没の報を見る度に、果たして自分は正しかったのかと一人自問を繰り返したのだろう。
本来慰めあう関係にある二人は、互いに頼れず、自分で答えを探すしかない。
三年も経てば衝動は静まり、後悔も募るだろう。
だが沈没した東京をバックに再会した二人は、同じ答えを出し抱擁を交わす。
『間違っていない』
この結論を臆面もなく描ききったからこそ、この作品は新しく、素晴らしいのだ。
「君の名は」路線の継続
良くも悪くも君の名はで作られたイメージを壊さない内容でした。普段ホラーしか見ないので何とも言えませんが、完成度は高い映画だと思います、、、ただやっぱり君の名はと比べられてしまうのがつらいですね。全てが噛み合う二歩手前ぐらいの印象です。RADの音楽は君の名はより上だと思います。
気持ち悪すぎ…
「君の名は。」で薄々感じていたが…
キャラクターのセリフ、やり取り、立ち振る舞い、盛り上がりの演出、音楽、全てが絶妙に組み合わさってとても気持ち悪いものになってる。
監督自身の好みの少女がキャラクターとして描かれるのはいいとしても、劇中のように未成年少女とイチャイチャしたいという妄想や願望があらわれてる。
そう言った意味では新海作品の気持ち悪さを確信させる集大成とも言える。
いっそR18作品の方が潔い。
音楽がまたどハマりで気持ち悪さを倍増させてる。RADも気持ち悪さを感じるようになった。
一か月近く経って やっと 感想 を 書いている。 観てると 途中か...
一か月近く経って やっと 感想 を 書いている。
観てると 途中から、 潜在意識の蓋が カタカタ 揺れて 震えるような感じになり嗚咽 した。
ストーリーは 君の名は、のように複雑でなく 単純 だ。
私 なりに一言で捉えるなら 自己犠牲 の終焉ということ 。
彼と 彼女の物語 なのだが、 自分自身の内側の 物語 という風に 私は見た。
終盤は 言葉にならない想いが 溢れて、 静かに無音で 私は 号泣し続けた。
自分は本当は どう生きたいのか、
どうありたいのか 、関心がある人には お勧めします。
声の演技が、、、
絵は見惚れるほど綺麗。街の風景とか雨粒が落ちる描写がどこか幻想的でもある。話自体はまあ、中高生向けのファンタジーだから、自分として特別よこったところはそんなにない。ただ、アニメ全般に言えることだけど、声の演技が自分に合わなくて、それですごく萎える。
ハッとしたときに、「はっ」ってホントに言うんだよ!他にも、フーとかあーとか、何かにつけて口で言うのがノイズになって仕方ない。やっぱ自分はアニメに向いてない。
誰のために作りたかった映画なんだろうか?
抑のなければ揚もない映画、「君の名は」が売れたことでいっぱい色々と批判とかあったんだろうね、その批判に対してなんとか見返してやろうとかいう思いのみで作られた映画なのかなあ…
オタクなオッサン向けではなかった
甘酸っぱい青春ストーリーが好きな方におすすめ。若いカップルとか楽しめるかも。
流石の絵作りで退屈はしなかったけど、私にはちょっと無理でした。
絵は綺麗
娘と見に行った。
ペット2はリラックスして見ていた娘が、天気の子では席で前のめり食い入るように見ていた。
賛否両論の結末との事で、「東京首都圏が3年も雨が止まらずに水没」って、どうなのよ!?というのは確かにあるね。
「誰かが人柱となって元に戻してくれるのなら、戻してくれよ」というのが本音 というのは、正直なところだよね。
でも、その人柱が自分大切な人なら、どうする?という時に、「世界や世間はどうなっても構わない 」というのも、また本音だよね。
誰かの犠牲で維持される社会 と、誰も犠牲にならないけれど皆が不便と被害を甘受する社会 という選択。
これまでは、社会のために誰か個人が犠牲となり人柱となる規範があったのが、
個人が大事にされる現代の世相を反映した結末だなぁ と。
大切な人が犠牲にならなかったのはハッピーだけど、ややモヤモヤするラストではありました。
また見てみたい
とにかく雨の描写が綺麗で、映像に見入ってしまった。
ストーリーは、分かりやすいようで『何でだろう』がチラホラ。少年に銃を使わせてしまったことが残念というか、この話に必要あったのかなぁと。東京ってコワイとこなんだよっていうことなんだろうか。銃を何発も撃って、銃口を何人もの人に向けて、普通の生活に戻れるのかなぁと心配しながら見てしまった。戻れたのも『それでいいのか?』と思っちゃったし。
他の方のレビューを見て、本来のストーリーをもう一度ちゃんと見てみたいなぁと思った。なんかズレてるな、私f^^*)
未完成なボーイミーツガール
銃を拾ってしまう展開は気になったけど、感情だけで突っ走っていく主人公のある意味ダメな部分が共感できて面白かった。何もできていなかった自分を、何も気づけていなかった自分を悔やみながら、ヒロインを助けに行こうと必死で走るシーンは涙した。家出の背景もよく描かれていないが、16歳って、こんなものだったろう?最後の選択も、RADWIMPSの曲が、それで良いんだと、優しく歌い上げてくれる。「君の名は」のように物語の完成度は高くないのかもしれないが、そこが魅力のように思う。
天気の描写は、実に美しく、ヒロインの力で雨から晴れに変わっていく様子は、僕みたいな天気に心が左右される感傷的な人間は、「祝祭」の歌の効果もあって、涙を流してしまった。
一緒に連れてった5歳の子も、天気の描写は気に入ったようだった。
考えるな、感じろ
前作の「君の名は」を見て、今回はどうなんだろうと思って「天気の子」を見に行く人が多いかと思います。僕もその一人です。
ストーリーは前作と同じくボーイミーツガール&セカイ系です。でも、今回の主人公(帆高)&ヒロイン(陽菜)は、何かキラキラしてる瀧くん&三葉とは違い、とにかく泥臭い。
知恵も経済力も何も持っていない少年少女が、厳しい現実に打ちのめされ、時に間違えながらも全力で生き足掻く姿、かつては少年少女だった周りの大人が、狡い部分も持ちながらもきちんと大人をしている姿が、一言でいうと「尊い」です。
ぶっちゃけ、展開やら設定やら、笑っちゃうくらい粗だらけです。
でも、そんなもんをねじ伏せる程の勢いと魅力がこの作品にはあります。
現実はどうのとかつまらない事は考えずに、頭空っぽにして楽しみましょう。それが映画という娯楽作品に対する、誠実な向き合い方だと僕は思います。
全1951件中、641~660件目を表示