天気の子のレビュー・感想・評価
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自分勝手
主人公が自分の都合や欲望を中心に動き回るので周りが振り回され続ける。
「若いなぁ」を完全に通り越してる。
この後先を考えなさはヤバイですよ、流石に見ていて不愉快さを覚えるレベル。
主人公が走ってる時など、どういう感情で見ればいいのこれ?ってすごく冷めた感情だった。
そして拳銃を須賀に向けた時は、本当に失望した。
お前、それは無いだろ…。
ビジュアルすら初期アバター並みの特徴のなさなのに、一体どこに主人公の魅力があるのか。
観衆に想像を膨らませる余地を与える作品というのは、見た人が様々な考察をし色んな見方をするので面白いと思う。
みんなが自分の意見を話したり、他の意見を聞いたりしたいから、よく話題にもなるし。
しかしこの映画はそういった余白とかじゃなくて、単なる説明不足による消化不良。
主人公になんの信念があるのか、この映画からはただの若さゆえの反骨心的なものしか感じられなかった。
そうなると途端に弱くて脆いものに感じる。実際最後は帰ってるし。いや、なんだったの?君がちゃんとしてれば東京も無事だったし何も起こらなかったよね?そんなくだらない理由で東京の一部を沈没させた理由が正当化されて良いわけなくない?
やはりここの説明は絶対に省いたり想像にお任せしますスタイルでぼかすべきではなかった。
重ね続ける犯罪行為も過剰すぎて何でここまで…という感じ。残念。
惜しい
「君の名は」ほど感情移入出来ませんでした。
それはキャラクターに愛着が持てなかったからだと思います。
愛着が持てれば「なんとかして助けてあげたい」っていう気持ちに共感出来るんですが。
それで、考えてみました。
私が共感出来なかったのは、晴れる祈りをお金を取ってやっていたからです。
「それで稼いでたんだから、消えても仕方ないよな」という気持ちになりました。
お母さんが亡くなる前に晴れの中を散歩したい。
そう思ってその力を得たんでしょう?
で、劇中にそのシーンは描かれていなかったけど、自分が感じた幸せを他の人にも分け与えたい。
もし主人公がそんな気持ちでやっていたなら、神隠しにあったのはとても可哀想だし、なんとか助けてあげたい!という気持ちになれたと思います。
(ここは貧乏だから、ということでは片付けられない重要なポイントだと思います)
結局、自分がお母さんと散歩するために能力を使って、そのことが原因で東京の天気がおかしくなって、更にお金を稼いで取り返しのつかない気候にまでしてしまい、で結局助けられたから東京が海に沈んで、、、
むちゃくちゃ自己中心的じゃないですか。
そんなことから、この映画は冷めた感じで見てしまいました。
新海監督がダークな東京を手掛けたことや、やはり予想を上回るストーリー展開をして頂いたことには敬意を覚えました。
大ヒットの「君の名は」に振り回されることなく、ご自身の今作りたいものを作った、その気持ちが凄く伝わってくる作品でした。
辛辣なコメントをしましたが、
また次回作も楽しみにしています。
何回も観に行って発見出来る映画。
スケールは小さいものの、ラストは意外な展開。
成功した前作からのプレッシャーはあったと思いますが、
巧く出来ていると思います。
君の名はのキャラ探しが楽しい。
何回観ても楽しい作品ですね。
10代の頃観ても同じ感想だったと思います
酷なことばかり書きます、すみません。
20代前半の率直な感想です。
登場人物全員の心理描写が薄すぎる。何が帆高をそれほどまで奮い立たせるのか全く共感できなかった。警察に盾突き、銃を発砲し、線路の上を走り、側から見れば頭の狂った犯罪者。そうなってまでヒロインを助けたいという心理描写の過程があまりにも弱すぎる。家出した理由も結局分からないまま。光に飛び込みたかったから。それが本当の理由だとして、それになるほど!って共感できる人はいるの?帆高の行動全てが若気の至りで済まされるレベルじゃない。ファンタジーの世界を貫くのならまだ理解できる部分もあったのかもしれないけど、背景や企業の広告はやたらリアルなので、現実世界とファンタジーが中途半端に混ざっていて見ていて混乱する。
要は、感情移入をさせてくれと言うこと。登場人物の内面や過去や背景などの掘り下げがほとんどされていないのに、展開ばかりどんどん進んでいくので完全に置いてけぼり状態でした。感情移入ができるから感動したり涙が出たりするものだと思います。これほど感情移入できない映画は本当に初めてです。
また、回収できない伏線なら最初から張らないで欲しい。何故廃墟のビルに鳥居があったのか?陽菜が人柱になったのは強く願った、本当にそれだけ?水の魚の正体は?など。考察ができる程度の情報もなかったから、見終わった後疑問しか残らなかった。小説や考察本を読んだら理解できるという声も聞くけど、映画の中で出てきた疑問は映画内で解決してほしい。伏線回収をはなから小説に頼りきっているスタンスが理解できない。
他にも風俗やラブホなどを含め性的描写を匂わせるシーンが多々あったのも、それはストーリーに必要な描写?ボケにもネタにもなってないよ?と突っ込みたくなりました。「登場人物への感情移入」と「物語の伏線回収」ができていれば大して気にはしてなかったと思うのですが、あまりに全体の内容が薄いのでその部分が悪目立ちしていました。
音楽や映像に頼ろうとしないで欲しい。私はストーリーの深みを重要視するので、この作品は合わなかったです。ちなみに君の名は。は感動しました。
オーソドックスな素晴らしい映画
若者の「共感性」を捉えた作品
物語の主軸は典型的で分かりやすい「ボーイ・ミーツ・ガール」であるが、ターゲットである若年層に刺さるような「共感性」を作り出すことを徹底した作品であった。その特徴を以下に考察する。
第一に描写。
実在の場所(新宿)を舞台にし、ひしめき合うビル群や複雑に絡み合った線路を走る電車等の風景を精緻に描くことで、若者特有の都会への憧憬を巧妙に掬い上げる。
新海誠監督の前作「君の名は」では、一部のファンが舞台になった場所へ観光をし、写真を撮ってSNSにアップしたことで話題になった。これは「聖地巡礼」と呼ばれ、他の様々なアニメでも同様のことがそのファンによって行われている。このように、ファンはアニメの世界を現実に射影することによって生じるリアリティを求めるものであるが、本作品は独特の繊細で美しい描写によって、そのリアリティを特に際立たせることで、都会に憧れを持つ若者の「共感性」を捉えているのである。
風景描写の他にも、食べ物のメーカー名まで事細かに明示した描写や、カラオケで皆が知るヒットソングを歌うシーンを流す演出、有名俳優を起用した声優陣は、ターゲットの実生活に近づき、「共感性」を生み出す仕掛けになっているといえるだろう。
リアリストの視点からすると、自ら生計を立て、家族を養っているような中高生がカラオケ等に行く余裕はないはずであり、非現実的で「共感性」が作り込まれていないように感じられるが、この映画のターゲットにはそれを疑うだけの批判的思考力はないので整合性は図られている。
第二にストーリー。
主人公は自分の未熟さ故に理解し合えない「大人」や「社会」へ反発し孤独感を深めるが、数少ない理解者の一人であるヒロインに惹かれていく。ヒロインは母を亡くしてから弟を養っており、その為には売春も厭わない。自分と対比した主人公は、ヒロインに見合う男になろうとする。この過程で、未熟さを心の内で認めている本作品のターゲットである若者は、自分と主人公を重ねていくのである。
物語の終盤で、主人公はヒロインが自分よりも年下だったことを知り、より未熟さに対する自責の思いを強める。物語に入り込んだターゲットは、共に奮励しようとする。
その後、主人公の未熟なりの努力は、フィクションを通して肯定され、主人公とヒロインは結ばれることになる。これによってリアルでの努力がなかなか報われることのないターゲットの承認欲求を満たし「共感性」を創っているのである。
余談だが、現実世界では報われないオーディエンスを肯定するシナリオは邦画のヒット作品には多々見受けられ、例えばシンゴジラや踊る大捜査線シリーズは公務員やサラリーマンがスカッとするストーリーになっている。
以上のことから、若者の繊細な心情の機微を捉えた描写とストーリーが「共感性」に優れた作品だったといえるだろう。
タイトルなし
君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる
思春期の青さのような気持ちを思い出させてくれました。
そういえばライ麦畑で捕まえての小説がちらっと映りましたね。
RADWIMPSの曲がまた世界観にぴったりで、君がくれた勇気だから君に使いたいのフレーズに、自分にもそんな勇気を与えてくれた人のことを思い浮かべて心を掴まれました。
僕にとって大事な彼女1人を救う為だったら世界なんて不幸になってもどうだっていいと突っ走るような気持ち、
セカイ系ともいうのでしょうか、
ふと中島みゆきの「空と君とのあいだには今日も冷たい雨が降る、君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる」ってフレーズが思い浮かびました
なぜそうなるの?が多すぎて入れませんでした。
フィクションだからと言えばそうなんですが、なぜそうなるのと言うところが多くて入り込めませんでした。
見ている時に感じた疑問は、
なぜ家出?
なぜ廃墟ビルの神社がそんなに特別?
なぜ看病中の中学生が突然晴れ女に?
高校1年生がいきなり商業雑誌の取材とか記事執筆とか出来るの?
なぜ拳銃が都合よくあんなところに?
不思議な力の由来は?
なぜ東京だけ、3年も雨が降り続く?
空中に固まって浮いている水と学生のシーンは?
なぜ東京が半分水に沈んで、普通に暮らせてる?
少年とは言え警官に実銃を向けて発砲して、なぜ保護観察程度で済んだ?
なぜ体が透明に?
なぜこの世から居なくなった人を連れ戻せた?
君の名はにも、非現実的なところはありましたが、理由がわかって感情移入出来ました。
映像は素晴らしかったので、描きたいシーンありきの設定とストーリーなのかな?
と思ってしまいました。
タイトルなし
監督に畏敬の念を感じた大傑作
陽菜の能力、
日本の長雨、
ラストシーン。
全てを少し極端にとがらせて表現しているだけで、
特別なことは何もない。
1つ1つは日常に根差した事柄だ。
そのため、地に足がついた力強い物語が作られている。
そして、それらが集まることで化学反応が生じ、
とてつもない物語がつむぎ出されている。
とても面白く、感動した。
最後の陽菜の祈るシーンには涙した。
東京が昔海だったことを暗示する地名としての
浜松町のチョイス、
新宿から併走した山手線と総武線が分かれる
代々木駅への監督の愛、
東京になじみのある人にとって
そそる設定が随所にある。
それだけではない。
“君の名は”の大ヒットで
監督の肩には大きなプレッシャーがのしかかっただろう。
それをはねのけて
こんなにも素晴らしい作品を提供した監督には
畏敬の念しかない。
“君の名は2”のような作品だったら
失望しただろう。
そんなことをする人ではないと
作品で証明することに大成功している。
今後、監督の作品を待ちわびることだろう。
今から次回作、次々回作が待ち遠しい。
凪くんがよかった
ヒロインの弟の凪くんがとてつもなく可愛かったです。
女の子達をたぶらかしている生意気な少年かと思っていましたがとにかく可愛くて私もたぶらかされました。
ちょっとだけかわいいポイントを言っていきますね!
素直じゃないのところがかわいい
いやいや言いながらてるてる坊主の着ぐるみ着ちゃうのがかわいい
帆高に先輩と呼ばせてるのがかわいい
ネコミミのカッパがかわいい
カラオケで踊りながら歌うのがかわいい
そして女装がかわいい
自分より小さい子の面倒見がいいのがかわいい
こんなにかわいいのにしっかりお姉ちゃんのため行動したりするときはイケメンなので確実にみなさん惚れますね。
凪くん以外のよかったポイントはRADWIMPSの使い方がさすがすぎて染みました。
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